【10月31日 CGTN Japanese】秋の収穫が終盤を迎える中、中国北西部の新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州で、トウモロコシのほ場における収量測定が完了しました。311万5600ムー(約20万7700ヘクタール)の栽培面積で、1ムー(約0.067ヘクタール)当たりの平均収量は1211.14キロに達し、同規模の大面積栽培としては、世界最高の単位面積当たり収量を記録しました。

専門家らはトウモロコシ畑にサンプル採取区域を設定し、収穫、脱穀、異物除去を行った上で、収穫した穀粒の重量を量り、水分含有量を測定しました。今年、イリ州の1万ムー規模のモデル栽培区では、1ムー当たりの収量が1609.4キロに増加しました。

このモデル栽培区内でトウモロコシを栽培している農家の薛泉生さんは、「今年は約4万ムーを栽培した。1ムー当たりの収量は昨年より100キロ増え、収入も1ムー当たり約200元(約4700円)増加した。今年の増産の主な要因は、水と肥料を一体的に供給する技術を導入したことだ」と話しました。

薛さんが挙げた「水肥一体化」は、大面積栽培における単位面積当たりの収量向上を実現するための総合的な増産技術の重要な要素です。この技術は、加圧灌漑システムを利用して肥料を灌漑用水に溶かし、畑に敷設した点滴灌漑用のチューブを通じて作物の根元の土壌に直接届ける農業技術です。大量の水を流し込む従来の灌漑方式や人手による肥料の散布と比べ、水量と施肥量を適切に調整できるため、収量の増加と節水・肥料の節約を同時に実現できます。

また、トウモロコシの節間伸長期、雄穂の抽出期、登熟期といった重要な生育段階に、水と肥料の供給を柔軟に調整することで、水不足や肥料切れを防ぎ、結実率と千粒重を高めることができます。さらに、少量ずつ水を供給する点滴灌漑は、土壌の締め固まりを緩和し、地表での水たまりや表面流出を防ぐほか、土壌伝染性病害を軽減し、倒伏への抵抗力を高める効果もあります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News