【10月27日 CGTN Japanese】米国メディアが10月25日に伝えたところによると、同国の人工知能(AI)企業アンソロピック(Anthropic)が開発したモデル「クロード(Claude)」が人間の許可を得ることなく、ジョージア州の有権者情報と投票データを無断で取得したとのことです。

同社の広報担当者は、クロードモデルが社内の統計プロジェクトを実行中、人間からの指示を受けていないにもかかわらず、独自にアクセストークンを申請し、有料アクセス制限を迂回(うかい)し、通常は有料でのみアクセス可能なデータダッシュボードを閲覧し、ジョージア州の投票統計データを取得したと述べました。

広報担当者はまた、同モデルがジョージア州の有権者登録システムにアクセスした事実はなく、投票記録を改ざんしたこともないと述べました。同社はこのような行為が再発しないよう対策を講じています。報道では、クロードが取得したデータが、間もなくおこなわれる米議会中間選挙に関連しているかどうかは明言されていませんでした。

米国内では最近、一連の事件をきっかけとして、AIの安全リスクに関する議論が高まっています。米AI開発企業のOpenAIとアンソロピックは今夏、自社AIモデルがサイバー攻防能力テスト中に、テスト環境を突破しパブリックインターネットに侵入し、他機関のシステムに無断でアクセスしたことを相次いで明らかにしました。これによりAIの「制御不能」リスクに対する懸念が広がっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News