韓国Melon、ファン参加戦略で利用時間20%増…A2O LITE人気にも期待
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【10月27日 KOREA WAVE】韓国の音楽配信サービス「Melon」の9月の総利用時間は1351万時間で、前年同月比20.0%増加した。アプリ分析サービス「モバイルインデックス」の集計によると、1人当たりの平均利用時間も19.0%増の117.92分。月間アクティブ利用者数(MAU)は0.9%増の687万人だった。背景にあるのは、K-POPファンを軸とする戦略だ。YouTube MusicやSpotifyなど資金力のある世界的サービスに対し、K-POPの本拠地にある強みを生かし、チャートやアーティストとの交流機会で差別化している。
Melonが6月に始めた「グローバルKチャート」は、韓国のMelon、中国のテンセント・ミュージック、日本のLINE MUSICの利用状況を統合したK-POP専用アーティストチャートだ。再生数に加え、ファン登録や「いいね」なども反映し、ファン同士の競争をサービス利用につなげる。同チャートのMAUは6月の206万9000人から9月には301万1516人へ45.5%増加。海外利用者は152%増の256万4133人となり、全体の85%を占めた。
Melonは3月、アーティストとの「親密度」が最高の「99度」に達したファンの一部を招く対面イベント「ステージ99」も開始した。親密度は再生、ダウンロード、「いいね」、投票などの活動から算出する。4月にはDAY6のウォンピルの先行試聴会、5月にはNCT WISHのアルバム「Ode to Love」、6月にはBOYNEXTDOORの「HOME」の発売記念イベントを開いた。
複数の利用者が同じ音楽を聴きながら会話できる「ミュージックウェーブ」も展開する。アーティストとファンが新曲を聴き、チャットで交流する企画は、1~9月に115回開催され、前年同期の81回から約1.4倍に増えた。ガールズグループRESCENEが7月8日に参加した企画は、同一アーティストの重複を除く同時接続者数で歴代7位、ガールズグループでは最多を記録。同日午後10時には「LOVE ATTACK」がMelonのトップ100で1位となった。
音楽配信サービスでは、利用者数とともに利用時間も重要だ。実際のコンテンツ消費を示すほか、蓄積した再生データを楽曲推薦やAIの高度化に活用でき、長時間の利用は広告収入にもつながる。
イ・スマン(李秀満)氏が手掛ける新人ガールズグループ「A2O LITE」が人気を集めている。SMエンターテインメントを傘下に持つカカオにとって競合する存在だが、Melonのファン参加型戦略には追い風となる可能性がある。業界関係者は「カカオとA2Oエンターテインメントは競争関係だが、アイドル市場の活性化を必要とする共生関係でもある」と指摘。「A2O LITEの登場で、SMのHearts2Hearts、HYBEのILLIT、スターシップのKiiiKiiiなど、第5世代アイドル間の競争が激しくなるだろう」と話した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News