北朝鮮の自走砲配備、韓国国防相「注意深く見ている」…特段の報告事項はなし
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【10月27日 KOREA WAVE】韓国のカン・シンチョル国防相は26日、北朝鮮が黄海道(ファンヘド)の南北境界地域に自走砲を配備し、その姿を見せたことについて「注意深く見ている」と述べた。一方で、「特に報告するようなことはない」とした。カン・シンチョル氏は同日午後、国会国防委員会の国政監査に出席。韓国野党「国民の力」のユ・ヨンウォン議員から「北朝鮮の122ミリ自走砲が金浦(キンポ)半島の対岸に見えること以外に、装備や兵力の移動など特異な動向はないか」と問われ、こう答えた。
ユ・ヨンウォン氏はさらに、自走砲の配備を特異な動向とみることができるか、北朝鮮がどのような意図で自走砲を見せたと考えるかを質問した。これに対しカン・シンチョル氏は「意図や目的がないとは言えないと思う。このように見える地域に自走砲を配備したことには、さまざまな意図があると考えている」と述べるにとどめた。
韓国軍などによると、北朝鮮は黄海道開豊(ケプン)郡の海岸に、122ミリと推定される自走砲を配備した。自走砲には「朝鮮人民の不倶戴天(ふぐたいてん)の敵である米帝侵略者を消滅せよ」という宣伝文句も記されているとされる。122ミリ自走砲の射程は15~24キロ程度で、主に前方地域に配備される。
北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党総務部長は先に、西部・中部戦線で北朝鮮軍が軍事境界線を越えたことに対し、韓国軍が警告放送や警告射撃を実施したことに反発。「戦術的打撃手段」などの軍事力を増強配備すると表明していた。キム・ヨジョン氏が軍事境界線一帯への軍事力増強を示唆した後、黄海沿岸の境界地域で自走砲の配備が確認されたことから、緊張を高めるための示威行為との分析が出ている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News