【10月27日 AFP】中国は26日、米国が中国政府の出資を受ける教育機関「孔子学院」を国家安全保障上の脅威に指定したことについて、「狙い撃ちにした中傷」だと非難した。

米政府は、米国の大学に設置された孔子学院を中国共産党のプロパガンダ機関とみなし、2025年以降、資金提供を制限している。

ピート・ヘグセス米国防長官は23日、こうした組織が姿を変えて再び現れたことを受け、国防総省が対応に乗り出したと発表した。

ヘグセス氏は「30の大学で新たに80のプロパガンダ組織が出現していたことが判明した。名前や設立趣意書は異なるが、目的は同じだった。知的財産を盗み、米国の学生を洗脳することだ」と説明した。

中国外務省の郭嘉昆副報道局長は26日、記者会見でこの措置を批判した。

郭氏は「われわれは孔子学院を狙い撃ちにした中傷やレッテル貼りに反対する」と述べた。

さらに、「中米間の教育分野における交流と協力は、両国民の相互理解を深める上で有益だ」と述べ、こうした交流と協力は「干渉されたり、損なわれたりすべきではない」と強調した。

孔子学院を統括する機関によると、中国は過去20年間、150か国以上に数百の孔子学院を設置してきた。

中国の習近平国家主席は孔子学院を「世界平和と国際協力に向けた中国のたゆまぬ努力の象徴」と呼んでいるが、世界中で孔子学院に対する反発が強まっている。

フランス、スウェーデン、オーストラリア、カナダなど複数の国では、外国による干渉だとする同様の批判を受け、数十の孔子学院が閉鎖された。(c)AFP