韓国・医師も看護師も足りない…法定基準割れの病院・診療所が303件、4職種不足で業務停止の療養病院も
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【10月27日 KOREA WAVE】韓国で2021年から2026年8月までに、医師や韓方医、看護師などの法定人員配置基準を満たさず、行政処分や告発などの対象となった病院・診療所の事例が303件に上った。医師と看護師、または韓方医と看護師の基準を同時に満たしていなかった事例も11件確認された。祖国革新党のペク・ソンヒ議員が22日、保健福祉省の資料を分析した結果を公表した。違反した職種が明記された事例では、看護師が88件、医師が72件、韓方医が6件だった。一つの処分に複数の職種が記載されている場合は、それぞれに重複計上した。
医師と看護師の配置基準への同時違反は9件、韓方医と看護師は2件だった。医療機関別では療養病院と病院が各4件、韓方病院が3件で、処分は是正命令10件、業務停止1件だった。韓方医と看護師の基準を同時に満たしていなかったのは、2022年の京畿道安山市と2023年のソウル市衿川区の韓方病院で、いずれも是正命令を受けた。
2職種以上の配置基準に違反した事例は全体で25件あり、是正命令が24件、業務停止が1件だった。2023年には忠清北道沃川郡の療養病院が医師、看護師、薬剤師、栄養士の4職種の基準に違反し、業務停止処分を受けた。慶尚北道義城郡と京畿道安山市の療養病院も3職種の基準に違反し、是正命令を受けた。
年別の処分・措置件数は2021年57件、2022年59件、2023年71件、2024年42件、2025年53件。2026年も8月までに21件が確認された。医療機関別では、病院73件、韓方病院64件、療養病院57件、診療所49件、歯科診療所25件、韓方診療所20件の順だった。処分・措置は是正命令のみが268件で最多だった。過料のみが15件、課徴金2件、警告4件、業務停止3件、閉鎖1件、告発8件。過料などとの併用を含めると、是正命令は270件で全体の89.1%を占めた。
2024年には慶尚北道浦項市北区の病院が薬剤師の配置基準に違反し、9190万5000ウォン(約1090万円)の課徴金を科された。この病院は個人所有だったという。
保健福祉省は、人員配置基準を一定水準の医療サービスを提供するための最低基準と位置付けている。違反した医療機関には自治体を通じて処分し、是正命令に従わなければ課徴金や処罰などの措置を取るとしている。同省関係者は、健康保険審査評価院を通じ、人員配置基準の適用や健康保険の給付請求が適法かどうかも継続的に管理していると説明した。
ペク・ソンヒ氏は「診療と看護を担う人員の確保は、患者の安全を守る基本的な義務だ」と強調。複数職種で同時に基準を満たしていない事例を重く受け止めるべきだとした。そのうえで「是正命令を出したなら、必要な人員が実際に補充されたかまで確認しなければならない」と指摘。職種別の不足人数、是正命令の履行状況、違反の繰り返しを自治体と点検し、人材確保が難しい医療機関への支援と管理策を整えるよう求めた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News