チョン・ミョンソク(鄭明析)被告(左)とキム・ジソン被告=大田地検提供(c)news1
チョン・ミョンソク(鄭明析)被告(左)とキム・ジソン被告=大田地検提供(c)news1

【10月26日 KOREA WAVE】韓国で、女性信者への性的暴行事件で懲役17年が確定し、服役中のキリスト教福音宣教会(JMS)総裁、チョン・ミョンソク(鄭明析)被告(81)が、別の性犯罪事件で懲役33年を言い渡されたことを不服として控訴した。

法曹関係者によると、弁護側は10月23日、大田地裁に控訴状を提出した。チョン・ミョンソク氏は2018~2022年、忠清南道錦山郡珍山面の月明洞修練院などで女性信者16人に性的暴行やわいせつ行為をした罪に問われ、10月19日の一審判決で懲役33年を言い渡された。裁判所は、宗教的権威や被害者の心理状態を利用して犯行を繰り返した点などを重視し、検察の求刑の懲役27年を上回る刑を言い渡した。今回の判決が確定すれば、既に確定した懲役17年と合わせ、刑期は計50年となる。

判決は「宗教的な上下関係を利用して性的暴行やわいせつ行為を繰り返し、被害者の心理状態につけ込んで性的欲望を満たすなど、犯行の手段や方法が極めて悪質だ」と指摘した。特に、過去の性犯罪で服役して出所した後も、長年にわたり築いた宗教的な支配構造と影響力を利用し、犯行を繰り返した点を重くみた。

チョン・ミョンソク氏側は一審で、被害者の供述の信用性や、抵抗できない状態にあったかどうかなどを争い、起訴内容を否認してきた。具体的な控訴理由は確認されていないが、控訴審でも事実誤認や法令解釈の誤り、量刑の不当性などを主張するとみられる。

チョン・ミョンソク氏の性犯罪に加担したり、犯行を手助けしたりした罪で共に起訴されたJMS幹部らにも、10月19日に判決が言い渡された。教団のナンバー2とされるキム・ジソン被告(48)は懲役7年。他の幹部3人には、それぞれ懲役3年の実刑または執行猶予付きの懲役刑が言い渡され、別の幹部1人は無罪となった。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News