【10月26日 CGTN Japanese】北京市延慶区の八達嶺景勝地内にある中国長城博物館が10月24日午前9時、3年以上にわたる大規模改修を経て、一般向けの試験運営を正式に開始しました。同館は万里の長城文化を集中的に紹介する国家級の専門博物館であり、長城国家文化公園の北京区間における中核的な象徴事業でもあります。2022年4月に改修のため休館し、2023年12月に工事が始まりました。

リニューアルされた博物館は、現代的でシンプルなデザインを採用し、城壁や関門、山の稜線など、万里の長城を象徴する要素を取り入れています。建物の高さを従来の16メートルから9メートルに引き下げることで、「建物が山水の景観に溶け込み、万里の長城そのものと対話する」ような効果を生み出しています。また、2階には壁一面にガラスのカーテンウォールを採用し、館内から万里の長城を望めるようにしています。常設展では、新疆ウイグル自治区の烽火台の模型や木製の転射機(古代の投射装置)、八達嶺西部で出土した「石雷」と呼ばれる石製の爆発兵器、国境警備に当たった兵士たちの生活用品など、700点(組)以上の文化財を展示しています。また、芸術家に特別に制作を依頼した7点の芸術作品も展示されています。

試験運営期間中は入館無料で、事前予約も不要です。身分証明書を提示するだけで入館できます。毎週火曜日は休館日で、開館日には毎日午前10時と午後2時に無料のガイド解説が行われます。また、北京市文化・観光局は、これに合わせて10のテーマ別観光ルートや、万里の長城をテーマにした無形文化遺産関連商品のマーケットも新たに打ち出しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News