韓国株に投資する20代の本音…「レバレッジETF導入は早すぎた」、株価急落で広がる慎重論
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【10月25日 KOREA WAVE】韓国の株式市場に2026年初めて上場した単一銘柄レバレッジETF(上場投資信託)について、20代の大学生投資家から、韓国市場の流動性や投資家の特性を十分に考慮しない、時期尚早の政策だったとの声が上がった。
news1は21日、ソウル汝矣島の韓国取引所で「バリューアップからクオリティーアップへ」をテーマに投資フォーラムを開催した。株式投資サークルに所属する大学生らが討論に参加し、激しい値動きが続いた過去1年間の韓国総合株価指数(KOSPI)と、20代の投資事情について意見を交わした。学生らは、株価上昇を背景に若者の間で株式投資が日常的になった一方、KOSPIが年内に過去最高値を回復するのは難しいとの見方を示した。
特に議論となったのが、単一銘柄の値動きに連動して大きな利益や損失が生じるレバレッジETFだ。参加者全員が、投資リスクや市場への悪影響を懸念して購入していないと明かした。東国大学4年で金融投資学会「RICH」会長のイ・チャンジュン氏は「投資の選択肢を広げる意義はあったが、米国より流動性の小さい韓国市場では導入が早すぎた」と指摘。サムスン電子とSKハイニックスに資金が集中し、需給の偏りや価格変動を拡大させたと分析した。仁川大学4年のピョン・ヨンスン氏は、半導体株の上昇に乗り遅れた一部の初心者が、利益を取り戻そうとしてレバレッジ商品に投資した可能性を指摘した。
政府は基本預託金を3000万ウォン(約358万円)に引き上げ、事前教育も強化した。学生らは規制強化の趣旨に理解を示しつつ、資金の少ない若者が投資しにくくなる点を問題視した。誠信女子大学4年のキム・ナンヨン氏は、投資家の総資産に占める単一銘柄レバレッジ商品の割合を制限すれば、分散投資を促せるのではないかと提案した。
一方、20代の間では株式投資が急速に身近になっている。キム・ナンヨン氏によると、2025年の株価上昇を経て、以前は投資に関心のなかった友人もSNSに利益を投稿するようになった。金融サークルへの応募者も増え、経営・経済学部以外の学生にも関心が広がっている。世宗大学4年のオ・インテ氏は「住宅価格や物価の上昇に給料だけでは追いつけないという認識が同世代に広がっている」と説明。少額投資アプリの普及や周囲の成功例も、投資を始めるきっかけになっているという。
ただ、イ・チャンジュン氏は企業の資料を自ら調べる学生が増えた一方、相場経験が少ないため、短期的な好材料や知人の動向に左右されやすいと指摘した。
KOSPIは40日間で40%以上下落し、5000台まで落ち込んだ。学生らは半導体メモリー事業の利益成長鈍化、高金利、原油高を理由に、年内の最高値更新は難しいと予想。ただ、下落幅は過大で、年末までに7500~8500台への回復を期待する声もあった。イ・チャンジュン氏は半導体企業の業績改善だけでは株価上昇の材料として弱く、反発局面でも利益確定売りが上値を抑えると分析した。一方、ピョン・ヨンスン氏は戦争や金利をめぐる悪材料が解消されれば、本格的な反発が期待できるとし、株価収益率(PER)が4倍台半ばまで低下した現在の水準には投資価値があるとの見方を示した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News