北朝鮮・金正恩総書記が去った丹東…消息筋「朝から公安と一緒にいた」
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【10月25日 KOREA WAVE】北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が中国遼寧省丹東を電撃訪問して去った24日、現地の北朝鮮消息筋は「朝から公安と一緒にいた」と明かし、当面は連絡を控えるよう求めた。
この消息筋から連絡があったのは、同日午後7時15分ごろ(現地時間)。「朝から公安と一緒にいた。今、出てきたが、しばらく連絡しないでほしい」と話した。中国国営新華社通信が、キム総書記の丹東訪問を公式に報じた後だった。
新鴨緑江大橋の15日の開通式を前にしても、周辺では保安措置が取られていた。関係者が橋の見えるマンションを一戸ずつ訪ねてカーテンを閉めるよう求め、近くのホテルでも外壁工事が進められていた。消息筋が朝から公安と一緒にいたことも、キム総書記の訪問に伴う警護・保安措置の一環だった可能性がある。ただ、詳しい経緯は説明しておらず、強制されたものだったかも確認されていない。
同日夜、丹東の抗米援朝記念館を訪れると、キム総書記が訪れた痕跡は見つけにくかった。「抗米援朝」は、米国に対抗して北朝鮮を支援するという意味だ。記念塔は照明を受けて明るく輝いていたが、キム総書記が献花した花輪は外からは見えなかった。翌25日は、中国人民志願軍の朝鮮戦争参戦76年の記念日。その前日に北朝鮮の最高指導者が訪れて献花したものの、記者が見て回った記念館の外では、北朝鮮国旗も確認できなかった。
記念館前の壁には「抗米援朝 保家衛国」と金色の文字が刻まれていた。米国に対抗して北朝鮮を支援し、家庭と国を守るという意味だ。入り口には「臨時休館のお知らせ」が立てられていた。電力設備の補修と暖房システムの改修のため、19日から24日まで休館するという内容で、キム総書記の訪問は一般公開を停止していた期間に実施されたことになる。
中国中央テレビが公開した映像には、キム総書記が王滬寧・共産党中央政治局常務委員兼全国政治協商会議主席とともに記念塔を訪れ、献花する様子が映っていた。花輪には、中国人民志願軍の戦没者を永遠に記憶するという趣旨の言葉が記され、キム総書記はその前で黙とうした。その後、キム総書記と王滬寧氏は記念館内を見学。北朝鮮のチェ・ソニ(崔善姫)外相や、中国の王毅外相らも同行した。
同日夜、新鴨緑江大橋の周辺でも、目立った動きは確認できなかった。電撃訪問で注目を集めた場所だが、現場で訪問の痕跡を見つけるのは難しかった。一方、橋の前にあるホテルに宿泊できるか問い合わせると、外国人客は受け入れていないとの回答があった。この制限がキム総書記の訪問と関係するかは、確認されていない。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News