【10月25日 AFP】イラン司法府は24日、ゴラムホセイン・モフセニ・エジェイ司法府長官が、最高指導者モジタバ・ハメネイ師と会談したと発表した。モジタバ師は最高指導者に選出されて以来、公の場に姿を現しておらず、今回の会談は異例となる。

モジタバ師は3月、長年イランを統治してきた父親のアリ・ハメネイ師の後継者に選ばれた。ハメネイ師はその前月、テヘラン中心部で米国とイスラエルによる攻撃を受け、軍高官らと共に死亡した。モジタバ師も同じ攻撃で負傷したと伝えられている。

司法府のニュースサイト「ミザン・オンライン」によると、モフセニ・エジェイ長官とモジタバ師は「国民の権利の保障や、汚職とその温床への効果的な対処」などについて協議した。

また、「米国とシオニストの犯罪者らによる犯罪で生じた物的・精神的損害の賠償や、権利の回復を追求すること」についても協議したという。

モジタバ師は最高指導者に就任して以来、書面によるメッセージを通じてのみ意思を伝えている。本人の直筆とされるメッセージも公開されている。

動画によるメッセージは一度も公開されていない。モフセニ・エジェイ司法府長官との会談についても、これまでに報じられた会談と同様、日時や場所は明らかにされていない。

今週初めには、イランの首席交渉担当者で国会議長のモハマドバゲル・ガリバフ氏も、戦争をめぐる「最新の情勢」について協議するため、モジタバ師と会談したと報じられた。

マスード・ペゼシュキアン大統領も5月にモジタバ師と会談したと報じられている。これは、新最高指導者との会談が公に報じられた初期の事例の一つだった。

当時、イランの軍事作戦を統括する軍統合司令部「ハタム・アルアンビヤ」の司令官だったアリ・アブドラヒ氏も、後にモジタバ師と会談した。アブドラヒ氏はその後、同司令部の司令官を兼任したまま、イラン軍参謀総長に任命された。(c)AFP