JTBC「事件班長」放送画面(c)news1
JTBC「事件班長」放送画面(c)news1

【10月24日 KOREA WAVE】韓国ソウル市松坡区で義母を刃物で殺害した疑いなどが持たれているキム・ソンウ容疑者(26)の妻が、母親は自分を守ろうとして命を落としたと、悲痛な胸の内を語った。婚姻届の提出も強要されたものだったと訴えている。妻は21日放送のJTBC「事件班長」で、母親が目の前で刺されるのを目撃したとして、事件前後の状況を詳しく明かした。

事件当日、キム・ソンウ容疑者に背後からつかまれて首を絞められ、母親を呼んで叫んだという。「母は声を聞いていて、相手が誰かも分かっていた。夫は刃物を持ったまま、すぐ母に向かって走っていき、何度も刺した」と振り返った。さらに「母はずっと逃げずに、腕で防いでいた。私のせいで犠牲になったように思う」と涙声で話した。心理学のパク・サンヒ教授は「そばに娘がいるのを見て、母親は逃げずに刃物を受け止め、娘を守ろうとしたようだ」と述べた。

妻は、結婚も自分の意思ではなかったと主張している。2025年4月にキム・ソンウ容疑者と知り合って交際を始めたが、その後、日常的な暴力や脅迫に苦しんだという。特に2026年2月には、キム・ソンウ容疑者が拳を振り上げて威圧し、婚姻届の記入を強要したと訴えた。殴られるのが怖く、泣きながら書類を作成したという。妻は8月に家を出て、家庭内暴力を警察に届け出た。接近禁止などの保護措置を受け、婚姻無効を求める訴訟を進めていたところ、今回の事件が起きた。

キム・ソンウ容疑者は10月11日、ソウル市文井洞の妻の実家を訪れ、50代の義母を刃物で殺害した後、妻を無理やり車に乗せて連れ去り、暴行した疑いなどが持たれている。また、9月16日から10月11日にかけて妻の実家を訪れて待ち伏せしたり、近づいたりするなど、複数回にわたるストーカー行為を繰り返し、裁判所の接近禁止の暫定措置にも違反した疑いがある。

キム・ソンウ容疑者は警察の調べに対し、義母の殺害は偶発的なもので、妻とは話し合おうとしたと主張した。しかし警察は、妻が家庭内暴力を届け出たことへの報復とみて、報復目的の殺人と監禁の容疑を適用した。警察は19日にキム・ソンウ容疑者の氏名、年齢、顔写真などを公開し、20日に身柄を拘束したままソウル東部地方公訴庁に送致した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News