【10月24日 AFP】日本の通信大手KDDIは23日、子会社「モビコム」の活動に伴いモンゴル東部ドルノド県のヌムルグ自然保護区で発生した草原火災について謝罪した。

モンゴル政府によると、火災は10月8日に発生し、8日間にわたって燃え続け、ヌムルグ自然保護区の約80%を含む約5300平方キロメートルが焼失した。

同保護区には、マンシュウヘラジカやユーラシアカワウソ、263種の鳥類などの希少な野生動物が生息している。

KDDIは声明で、「モンゴル国民の皆さまをはじめ、関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

同社は火災の経緯について、次のように説明した。

「ヌムルグ自然保護区内は草丈が高く、路面状況も厳しい環境であることから、モビコムの社員の車両は、国境港湾局の車両による先導および後方支援のもと、安全に留意し、低速にて走行していました。枯草が車両下部に付着し火災が発生することを避けるため、安全管理上、車両は20~30分ごとに停車し、車両に付着した枯草を除去しながら移動していました」

「2026年10月8日の移動中、枯草を除去するため停車していた際、モビコムの社員の乗車する車両下部からの発煙を確認しました。その後、国境港湾局およびモビコムの社員は、当局の指示に基づき消火活動を行いましたが、火が周囲の草に燃え移り、延焼をくい止めることができませんでした。火災はその後、広範囲に拡大しました。なお、車両下部から発煙した具体的な原因や延焼が拡大した要因は関係当局が調査を行っています」

KDDIは、火災による自然環境への影響を極めて重く受け止めているとして、今後の関係当局の調査に全面的に協力する意向を示した。(c)AFP