【10月23日 AFP】台風30号(アジア名:チャンパー)が接近する台湾では23日、大半の店舗や学校が休業・休校となった。強力な台風の襲来を前に、1200人以上が自宅からの避難を余儀なくされた。

台風30号は台湾北東部付近を通過し、中国や日本の方向に進む見通しで、周辺地域では航空便数百便が欠航となった。

台湾当局によると、台風による高波にさらわれ、少なくとも1人が死亡した。他に数十人が負傷している。

今季の太平洋では、赤道域の海水温をかつてないほど上昇させているエルニーニョ現象の影響で、台風の活動が活発化している。台風30号もその一つだ。

台風30号は海上を進む間に一時「スーパー台風」に発達したが、その後は勢力を弱めた。米軍合同台風警報センター(JTWC)の最新情報によると、現在の最大風速は毎秒約49メートル。

23日から24日にかけて大雨や強風、高波が予想されており、軍の要員数千人が救助活動を支援するため待機している。

台湾中央気象署の呂国臣署長は記者会見で、「台湾北東端に近づくにつれ、台風の進む速度が落ちる可能性がある。速度が落ちれば、影響が長引く」と述べた。

気象署によると、22日から24日にかけての総雨量は最大900ミリに達する見込みで、台湾北東部が最も大きな影響を受けると予想されている。(c)AFP