イラン首都に「トランプ大統領の独房」実物大のプロパガンダ展示
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【10月23日 AFP】イランの首都テヘランの街頭では、反米プロパガンダを目にすることは珍しくない。しかし当局は今回、さらに一歩踏み込み、ドナルド・トランプ米大統領に扮(ふん)した俳優が閉じ込められている実物大の独房を設置した。
この立体アート作品は地元住民の人気を集めており、足を止めて自撮りをしたり、トランプ氏に罵声を浴びせたりする人々の姿が見られる。
2月の米国とイスラエルによる攻撃で戦争が始まって以降、イランはプロパガンダ活動を強化しており、複数のアート作品がインターネット上で話題となっている。
今回のプロパガンダでは、テヘラン北部の高級住宅街にあるタジリシュ広場に、地上数階分の高さにつり下げられた独房が設置された。
独房の中には、濃い色のスーツに赤いネクタイを着用し、トランプ氏に似せた特殊マスクをかぶった俳優がいて、独房内を歩き回ったり、鉄格子を握り締めたりしている。
近くに設置されたスクリーンには、米国の「戦争犯罪」を非難するメッセージが映し出されている。
展示を面白がる市民もおり、通行人の一人は「トランプ氏」に向かって「心配するな。保釈金を払って出してやるよ!」と冗談を飛ばした。
一方、怒りをぶつける人もいた。ある10代の若者は「トランプ、今度こそおまえを殺してやる!」と叫んだ。
このキャンペーンを企画したテヘラン市当局は、イランが正義の実現を求めていることを市民に改めて認識してもらいたいと説明している。
イランは、前最高指導者アリ・ハメネイ師が死亡した米国とイスラエルによる攻撃で戦争が始まって以来、トランプ氏を戦争犯罪人と位置付け、報復を呼び掛けている。トランプ氏が学校や結婚式の会場など民間施設を意図的に標的とし、女性や子どもを殺害したとしている。
イラン当局に近いメディアによると、今回のプロパガンダ展示は、年中無休で24時間見られるよう設計されているという。(c)AFP