シャモンダウイルスのヒト感染初確認、患者は死亡 フランス
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【10月23日 AFP】フランス保健当局は22日、通常は家畜に感染するシャモンダウイルスが、ヒトから初めて検出されたと発表した。ウイルスが検出された患者は今月初めに死亡した。
保健省と農業省は共同声明で、「現時点で一般市民への健康リスクは確認されていない」と説明。今回のヒトへの感染については、重い病気で入院していた「免疫機能が著しく低下した患者における例外的な事例」とみられるとした。
両省は「シャモンダウイルスはアフリカとアジアで数十年にわたり流行しているが、これまでヒトから検出されたことはなかった」と述べた。
同ウイルスはオルソブニヤウイルス属の一種で、通常は小型の吸血昆虫を介して動物に感染する。欧州では今夏、初めて検出されたという。
両省によると、現段階では、患者はフランス東部でヌカカに刺されて感染したと考えられている。同地域では春から夏にかけて、動物の間でウイルスが流行していた。
同ウイルスは1960年代半ばにナイジェリアで初めて検出され、その後、アフリカの複数の地域や日本で牛への感染が報告されている。
欧州では7月末、フランスの牛の飼育農場などで初めて検出された。牛の主な症状は、急性の下痢、発熱、活力の低下、乳量の減少。
英国のパンデミック研究所のトム・ソロモン所長は、シャモンダウイルスについて「まだ分かっていないことが非常に多い」と指摘した。
「健康な人が感染しても無症状で済むのか、通常どのような症状を引き起こすのか、どの程度の頻度で重症化するのかは分かっていない」と述べた。
さらに「重要なのは、一般市民が不安を抱く理由はないということだ。ただ、今回の事例は、新興感染症、特に脳に影響を及ぼす可能性のある感染症の監視の重要性を改めて示している」と強調した。(c)AFP/Isabelle CORTES