中国、「冷戦思考による陣営形成」に反対 EUの北極圏計画受け
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【10月23日 AFP】欧州連合(EU)が北極圏における中国とロシアの協力を安全保障上の懸念と結び付けたことを受け、中国は22日、北極圏をめぐる対立をあおるために「冷戦思考」を用いることに反対すると表明した。
EUは20日、北極圏の監視強化や砕氷船の増強を推進する方針を発表し、中国が「ロシアとの連携を深める中で、戦略的野心を強めている」と指摘した。
重要な貿易航路とみなされる北極圏では、欧州、中国、ロシア、米国が主導権を争っている。
今年夏には、中国の船主が北極圏を経由して欧州に向かう短時間の輸送航路で、週1便のコンテナ輸送サービスを開始した。これを受け、船舶の航行が極地の氷の融解を促進するとの懸念が浮上した。
中国とロシアは今週、首相会談後に出した共同声明で、ロシアと中国の港を結ぶ航路の増設など、北極圏での海上輸送に関する「協力を拡大する」ことで合意した。
EUの新戦略や、EUの外相に当たるカヤ・カラス外交安全保障上級代表による北極圏での防衛力強化の呼び掛けについて問われた中国は、「冷戦思考」だと非難した。
中国外務省の毛寧報道局長は定例記者会見で、「北極圏における中国の活動は、同地域の平和的かつ安定的で持続可能な発展を促進することを目的としており、国際法にも合致している」と述べた。
さらに、EUを名指しすることなく、「冷戦思考を用いて陣営を形成し、地政学的な対立をあおることは、北極圏の平和的で安定した発展に資するものではない」と述べた。(c)AFP