中国で広がるシニア経済 消費だけでなく活躍の場も拡大
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【10月25日 CGTN Japanese】旧暦9月9日にあたる2026年10月18日は、中国で高齢者の長寿を祝う伝統的な節句「重陽節」です。中国では高齢化が加速するなか、シニア経済が経済発展の重要な分野の一つとなっています。高齢者の経済活動への参加は、消費にとどまらず、多様な形へと広がっています。
この1年、中国では「晩晴老男孩」というグループが注目を集め、SNSなどでのフォロワー数は約70万人に達しました。平均年齢70歳の男性シニアモデルグループで、ニューヨーク・ファッション・ウィークのアジア初の舞台にも出演しました。
副リーダーの呉仲華氏は、「男性アイドルグループは10代や20代の若者に限らない」と話します。グループでは現在、毎週トレーニングを行い、定期的に舞台に立っています。呉氏自身も、出演活動を通じて自信を得たといいます。
グループが所属するブランド「聚晩晴」の創業者、王金亮氏は、もともとシニア向け旅行事業に携わっていました。しかし、旅行だけでは高齢者のニーズを十分に満たせないことに気づいたといいます。中国の高齢者には文化・芸術活動を好む人が多く、自ら舞台に立ちたいと考える人も少なくありません。高齢者は支援や介護を必要とする存在と見られがちですが、実際には、尊重され、自分の存在を認めてもらい、社会から注目されたいという、より深いニーズもあると王氏は指摘します。
一方、自ら事業を営む高齢者も増えています。中国の民泊予約サイト「途家」によると、2026年に入ってから、55歳以上の民泊オーナー数は前年同期比26%増加しました。
分析によると、中国の退職者にとって、民泊経営は収入を増やす手段であるだけでなく、さまざまな人と接するなかで、長年培ってきた生活経験や趣味、社会経験を新たな形で生かす機会にもなっています。
民泊プラットフォーム側も、民泊事業が退職者にとって自身の価値を発揮する新たな場となることを歓迎しています。途家の担当者は、デジタル技術を活用した経営やオンラインマーケティング、運営管理などの面で、退職者をはじめとする中高年層のニーズを引き続き目を向け、意欲と能力のある中高年層がより多く民泊経営に参加できるよう支援していく必要があると述べています。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News