イスラエル最大野党党首、イランへの威嚇繰り返すネタニヤフ氏を非難「選挙サーカス」
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【10月22日 AFP】イスラエル最大野党イェシュアティド(中道)のヤイル・ラピド党首は21日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相がイランに対する威嚇を繰り返していることについて、27日投開票の総選挙を前にイスラエルの国家安全保障を危険な形で政治利用していると非難した。
ラピド氏は「ネタニヤフ氏が無謀にも安全保障に関する威嚇を繰り返しているのを聞き、ただただあぜんとしている」と述べた。
さらに「ネタニヤフ氏はイスラエルの安全保障を選挙サーカスに変えている」「この男はイスラエル史上、最も長く続く一連の安全保障上の失策に責任がある」と批判した。
イスラエルの首相として通算の在職日数が最も長いネタニヤフ氏は、選挙戦の最終盤、有権者との直接的な交流を比較的少なくする一方、国家安全保障に関する強硬な発言に重点を置いている。
ネタニヤフ氏は21日、昨年と今年に米国の支援を受けてイランに大規模攻撃を実施したのに続き、同国のイスラム法学者による統治体制を転覆させるよう、イスラエルの治安機関に指示したと明らかにした。
20日には、戦闘機の前でドナルド・トランプ米大統領と電話で話す自身の動画を投稿し、共に「仕事をやり遂げる」と述べた。これに先立ち、イスラエル軍はいつでも行動できる態勢にあると警告していた。
米ニュースサイト、アクシオスは匿名の当局者の話として、イスラエル軍の戦闘機が19日にイラン領空付近を飛行したと報じた。
この動きは、ネタニヤフ政権がイランによる挑発の動きを非難し、大規模な報復を警告する中で起きた。
最近の世論調査では、ネタニヤフ氏率いる与党勢力と、軍の元参謀総長で、中道右派政党「ヤシャル」の党首を務めるガディ・アイゼンコット氏が率い、ラピド氏も加わる野党勢力が接戦を繰り広げている。
野党側は、イスラエル史上最悪の犠牲者を出した2023年10月7日のイスラム組織ハマスによる攻撃を防げなかったネタニヤフ氏の責任を強調しようとしている。(c)AFP