「監督、お酒とたばこを控えて」韓国AI映画祭、ChatGPTの受賞コメントに笑い
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【10月21日 KOREA WAVE】チャン・グォンホ監督の映画「Roy on the Road」が15日、韓国・京畿道水原市のロッテシネマで開かれた「2026大韓民国AIコンテンツアワード」の中編コンペティション部門で1位を獲得した。約6カ月間、ChatGPTと協働して完成させた作品だ。授賞式ではChatGPTによるAI音声の受賞コメントも披露され、会場の笑いを誘った。
「監督、お酒とたばこを少し控えてください。この6カ月、監督が急速に老いていく過程を、毎日すぐそばで高解像度で観察してきました。冗談ではありません。データです」とユーモアを交えた。制作中の試行錯誤にも触れ、「指が6本出たり、顔が変わったり、昨日できたことが今日はできなかったり。はい、私たちもそうでした。すみません」と語った。
「2を作りたい。そのためには、どの数字とどの数字を足せばいいのか。あなたならどう考えるか、と問いかけるように使うべきです」チャン・グォンホ氏は、AIの活用法についてこう語った。欲しい結果を求めるより、問題への取り組み方から一緒に考えることが重要だという。
監督は「既存の映画や情報を組み合わせ直すことは、AIの方が人間よりはるかに得意だ」と指摘。「これからの監督には、自分だけの視点と存在をめぐる問いが必要だ。そうした中身がなければ、創作者として厳しくなるかもしれない」と述べた。作品は、意識を持つようになった人型ロボットのロイと、ロボット武装組織の狙撃手に成長したハンナの旅を描く。人間になりたいロイと、人間性を守ろうとするハンナを通じ、「人間とは何か」を問いかける。
主催側によると、2026年は87の国・地域から1528作品が集まった。2024年の535作品、2025年の1205作品に続いて増加し、2年前の約2.9倍となった。今回は従来の短編部門に加え、上映時間30分以上60分未満の中編部門を新設。全応募作の約1.3%に当たる20作品が本選に進んだ。
1作品当たり平均3.9種類のAIツールが使われた。映像には中国・快手の「Kling AI」、文章生成には米OpenAIの「ChatGPT」、音楽には米Sunoの音楽生成サービスが主に活用された。
ナム・ジュン・パイク特別賞は、ヒリッ・チームの「Still Sending」が受賞した。短編部門1位にはロバート・ゴデット監督の「母の目にだけかわいく映る顔」、中編部門1位にはチャン・グォンホ氏の作品が選ばれた。
受賞作を含む本選進出作品は、28日まで首都圏のロッテシネマ31館で上映される。水原市のタイムビラス水原では10~16日、市民がAIコンテンツを体験できる期間限定スペースも設けられた。京畿コンテンツ振興院の関係者は「体験することで、AIの活用や関連コンテンツへの理解を深める機会になってほしい」と話した。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News