ソウル市江南区駅三洞で発生した火災の現場を確認する消防隊員=2026年10月20日(c)news1
ソウル市江南区駅三洞で発生した火災の現場を確認する消防隊員=2026年10月20日(c)news1

【10月21日 KOREA WAVE】ソウル市江南区駅三洞のシンミョンビルとハニャンビルで10月20日、火災が相次いで発生し、5人が重傷、14人が軽傷を負った。消防当局によると、出火は午前11時54分ごろと午後0時1分ごろで、いずれも特許事務所だった。

警察は、地下鉄1・6号線の東廟前駅付近で、放火の疑いが持たれている70代の男の身柄を確保した。同日午後、警察は「2棟への放火はいずれも、この男の犯行だ」と説明。「4年前にも同じ建物で放火しようと準備した疑いで、身柄を拘束されたことがある」と明らかにした。

「『火事だ』という声が聞こえ、入り口の方から黒い煙が上がっていました。その時は大したことはなかったのに、突然、給湯室から爆発するように炎が噴き上がりました」。ハニャンビルから脱出した避難者は当時の状況をこう振り返った。建物の入り口とは反対側の窓際にいたところ、「火事だ」という声を聞き、急いで避難しようとしたという。

「大変だと思って立ち上がると、2秒もたたないうちに黒煙が充満し、前が見えなくなりました。窓を割りながら身を避け、外に出ました」と、緊迫した瞬間を語った。何とか入り口を見つけて脱出したものの、外に出ていた人数は、本来いるはずの人数より少なかった。「窓の方をたたいて確認すると、中から『助けて』という声がしました。窓を一つ、また一つと割って、全員を外に出しました」と話した。

最初に火災が発生したシンミョンビルの関係者は、管理事務所の防犯カメラで容疑者の姿を確認したという。「入る時は右手にシンナーの容器を持ち、出る時は手ぶらでした。角を曲がる際に一度建物を振り返り、きちんと火がついたか確認しているように見えました」と説明し、「覚悟を決めて来たように思える」と述べた。別の建物関係者も「顔を隠さず、ガソリンの容器を持って歩いていた。恨みがあって、すぐに火をつけたようだ」と話した。

1人は心停止の状態で見つかり、心肺蘇生を受けながら近くの病院へ搬送されたが、その後、呼吸が戻ったことが確認された。消防や警察などは計291人と車両など56台を投入して消火に当たった。シンミョンビルは通報から約2時間26分後の午後2時20分ごろ、ハニャンビルは約34分後の午後0時35分ごろに鎮火した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News