【10月21日 AFP】J・D・バンス米副大統領は19日、27日に行われるイスラエルの総選挙に関与しない意向を示し、ドナルド・トランプ大統領にならってイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相への支持を表明する考えはないと明らかにした。

バンス氏は19日、ジャーナリストのマーク・ハルペリン氏とのインタビューで、ネタニヤフ氏について「支持することに反対しているわけではない。支持しているわけでもない。イスラエルの選挙に関与するつもりはない」と述べた。

さらに「私が支持するのは米国の候補者だ。今は米中間選挙に集中している」と付け加えた。

トランプ氏は18日、イスラエル総選挙で首相続投を目指す右派の盟友ネタニヤフ氏への支持を表明した。

イスラエルの選挙への関与に消極的なバンス氏の姿勢は、これまでの欧州の選挙への対応とは対照的だ。

バンス氏は4月に行われたハンガリー総選挙の数日前、同国の首都ブダペストを訪れ、当時首相だった右派のオルバン・ビクトル氏を支援した。

また、ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」への支持も表明しており、昨年には同党のアリス・ワイデル共同代表と面会した。

トランプ氏の後継者を目指していると広くみられているバンス氏は、米国とイスラエルが対イラン軍事作戦を開始することに反対していたとされるが、作戦開始後は擁護している。

バンス氏は6月、米国とイランが戦闘終結に向けた覚書に署名したことを批判するイスラエルの閣僚に対し異例の強い警告を発した。

バンス氏は当時、「現時点で、イスラエル国に好意的な国家元首は、世界中を探してもトランプ氏ただ一人だ」と指摘。

「私がイスラエル政府の閣僚だったら、世界に唯一残された強力な同盟国を攻撃するようなまねはしない」と付け加えた。(c)AFP