ヘンリー英王子、過去の対立に「区切り」望む 家族との和解に期待
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【10月21日 AFP】英国のヘンリー王子は、家族との確執を含む過去の対立に「区切りをつけたい」との考えを示し、がんを患う父チャールズ国王や、疎遠になっている兄ウィリアム皇太子との関係修復を望んでいると語った。「GQ」誌のインタビューに応じた。
20日に公開されたインタビューでは、母ダイアナ元妃との最後の電話について、今も罪悪感を抱いていることも明かした。インタビューは先月、米ニューヨークで行われた。
海外での6年間の生活を経て、8月に妻メーガン妃と幼い子ども2人と共に英国へ突然帰国したヘンリー王子。今後については楽観的な見方を示した。
インタビューでヘンリー王子は、「避けられない対立もあったが、私たち全員がそれに区切りをつけられればと思う」と語り、「世界でさまざまなことが起きている中、私も家族も、英国メディアの一部も、過去のある出来事を水に流し、より大きな目的のために協力したいと思っているはずだ」と続けた。
王子夫妻は2020年、王室との深刻な確執が生じる中、公務を担う王族の立場から退き、英国を離れた。帰国後、夫妻は7歳の長男アーチー王子と5歳の長女リリベット王女を英国の学校に入学させた。学校は、一家が暮らしているとみられる田園地帯のコッツウォルズ地方にあるとされる。
英国への帰国については、さまざまな可能性が広がることを考えての決断だったと説明した。子どもたちに英国の学校生活を経験させることは「私にとって非常に大きな意味があった」と語った。
また「家族の近くに戻り、英国で数日や1週間だけではなく、もっと長く過ごしたかった」とも述べ、がんの治療を受けている77歳の父チャールズ国王や、疎遠な関係が続いている王位継承順位1位の兄ウィリアム皇太子との関係が「うまくいくこと」を望んでいるとも強調。「傷痕は永遠に残る」が「最も重要なのは和解することだ」と話した。
王子夫妻は先週、帰国後初めて夫妻そろって公の場に姿を見せ、集まった大勢の人々から歓迎を受けた。
ヘンリー王子は「希望を持っている。簡単なことではないと分かっている。互いを尊重することも非常に重要だと思う」と述べ、「私たちの立場は今、非常に明確になっている。これからは自分たちの人生を歩んでいければと思う」と付け加えた。
他方でヘンリー王子は、1997年に母ダイアナ元妃がパリでの交通事故で死亡したことにも触れ、その後、長年にわたって心理療法を受けてきたことを明かした。王子は当時12歳だった。
「最も後悔していることの一つは、母との最後の電話だ」と語り、当時、いとこたちと遊ぶことで頭がいっぱいだったと説明した。
「もしそれが母との最後の電話になると分かっていたら、どれほど違う会話になっていただろう」と振り返り、「そのことへの罪悪感などがずっと心に残り、大きな重荷になっていた」と語った。(c)AFP