南怡島の紅葉を楽しむ遊覧船=ナミナラ共和国提供(c)news1
南怡島の紅葉を楽しむ遊覧船=ナミナラ共和国提供(c)news1

【10月20日 KOREA WAVE】韓国で紅葉を楽しむ旅の選択肢が広がっている。山頂を目指して登るだけでなく、ケーブルカーや遊覧船から秋景色を眺めたり、色づいた庭園でクラシックやジャズを聴いたりする過ごし方も提案されている。

韓国観光公社と山林庁国立樹木園が17日に公開した「2026紅葉マップ」によると、首都圏と江原道は10月末から、慶尚道と全羅道は11月上~中旬に紅葉の見ごろを迎える見通しだ。観光公社は全国を6地域に分けて見ごろの時期を案内し、主な名所36カ所を紹介した。

ソウルから約1時間移動し、船で渡る江原道春川市の南怡島は、10月中~下旬から色づき始め、10月末~11月中旬に見ごろを迎えると予想される。

島内には約220種、3万本余りの木々が育ち、種類によって色づく時期が異なる。同じ日でも、赤く染まった林と色づき始めた木々の両方を楽しめる。

島の入り口では黄色くなったカツラが秋の訪れを告げ、続いて散策路や約100本のカエデが集まる「百楓蜜園」が赤く染まる。晩秋には「松坡イチョウ並木」が黄金色のトンネルとなり、メタセコイア並木が褐色に変わって秋を締めくくる。北漢江沿いのイチョウ並木やシラカバ林も散策スポットだ。

「紅葉クルーズ」では、軽食を味わいながら船上から北漢江と島の風景を眺められる。森で一夜を過ごすバックパッキング企画やガラス・陶芸体験、自転車ツアーも用意。11月30日までは秋の写真コンテストを開催し、入賞者には1年間の無料入場パスや宿泊利用券などを贈る。

江原道平昌郡の発旺山では、ケーブルカーで標高1458メートルの高地の秋景色を楽しめる。モナ龍平が運営するケーブルカーは往復7.4キロ。8人乗りのキャビンで片道約18分かけ、山肌に広がる風景を見渡す。

山頂部にはスカイウォークや、イチイの古木が立つ「千年朱木の森の道」がある。木道が整備され、子どもや高齢者も比較的歩きやすい。ただし、高地のため紅葉は早く、運営側は山頂部の見ごろを10月初めと予想していた。訪問前に色づきや、天候に左右される運行状況の確認が必要だ。

京畿道龍仁市のエバーランドでは、「空の庭園道」のコキアが緑からピンクに変わり、秋の庭園を彩る。周囲の木々も順次色づき、10月末~11月初めにはカエデやイチョウなどの本格的な紅葉シーズンを迎える見通しだ。

大邱市軍威郡の八公山山麓にある山地庭園「思惟園」は、早朝から夜まで秋を楽しむプログラムを展開する。

2026年秋に初めて導入した「夜明けの日の出散策」は、毎週金~日曜の早朝に入園し、八公山の向こうから昇る朝日を眺める企画だ。朝食後には、解説員と主要建築や森を巡る。東大邱駅を午前5時に出発する送迎付きプランもある。

毎週火~木曜には、午後の自由散策と解説付きの庭園巡り、夕食を組み合わせた「サンセットディナー」を用意。24日午後3時には水辺のステージで「秋の庭園で聴く愛の賛歌」、31日にはジャズ公演「LOSA」を開催する。

思惟園の関係者は「庭園は季節だけでなく、一日の光によっても全く異なる表情を見せる。日の出から夕焼け、庭園を満たす音楽まで、ここで過ごす一日そのものを一つの体験として提案したい」と話した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News