【10月20日 AFP】中国政府は20日、米政府が中国の新興企業ディープシークの人工知能(AI)ツールを政府機関で使用することを禁止した措置について、国家安全保障の概念を「過度に拡大解釈している」として反発した。

中国と米国は、急速に発展するAI分野で主導権争いを繰り広げており、ここ数か月はAI技術の不正入手や安全保障上の脅威をめぐり、互いに非難を続けている。

米国土安全保障省は19日、機密性の高いデータが中国側に共有される恐れがあるとして、ディープシークが開発した製品と、第三者が同社の技術を使って開発したツールの使用を禁止した。

中国外務省は20日、この禁止措置に反対し、中国企業を保護する方針を表明した。

毛寧報道官は記者会見で、「中国は一貫して、国家安全保障の概念を過度に拡大解釈し、科学技術や貿易に関する問題を政治化することに反対している」と述べた。

米国土安全保障省は「ディープシークのAIモデルには複数の脅威要因がある」ことを指摘。また米政府職員や政府の契約業者がディープシークのAIツールを使用した場合、「機密性の高いデータが中国に移転される可能性がある」と警告し、情報技術(IT)機器から削除しなければならないとした。(c)AFP