韓国・釜山を忘れられない「釜山ロス」広がる…金海空港の外国人利用客44.6%増
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【10月20日 KOREA WAVE】韓国・釜山への旅行後も街の風景や雰囲気を忘れられず、再訪を切望する「釜山病」が広がる中、金海国際空港の利用客が増えている。2026年1~9月は前年同期比12.6%増となり、この勢いが続けば年間1900万人に達し、過去最多を更新する見通しだ。
「釜山病」は、都会と海が調和する釜山ならではの魅力が帰国後も忘れられない状態を指す。日本や台湾などの若者がSNSで思いを発信し、新語として定着した。日本では「釜山ロス」という表現も使われる。
韓国空港公社の統計によると、1~9月の金海空港の利用客は国内・国際線の発着合計で1381万2828人だった。年間1900万人となれば、従来最多だった2018年の1706万4613人を8年ぶりに上回る。
増加を牽引したのは国際線だ。利用客は22.7%増の924万3158人で、全体の66.9%を占めた。一方、国内線は3.6%減の456万9670人だった。
外国人旅行者の増加も顕著だ。法務省が野党「国民の力」のクァク・ギュテク議員に提出した資料によると、国際線の外国人利用客は2023年の約154万人から2024年に約243万人、2025年に約325万人へ増えた。2026年上半期は約208万人で、前年同期比44.6%増加した。
特に日本と台湾の路線が好調だった。上半期の日本路線利用客は38.5%増の約259万4000人、台湾路線は51.8%増の約94万6000人。両路線の増加分は計約104万人で、国際線全体の増加分約114万人の約91%を占めた。
航空各社も需要の取り込みを進めている。ジンエアーは3月に台中、4月に宮古島とフーコックへ就航。エアプサンは3月に静岡と高松、トリニティ航空も同月に成田線を開設した。イースター航空は5月にアルマトイ、チェジュ航空は9月23日に桂林へ就航した。
既存路線も増便した。チェジュ航空は5月、大阪線を週14往復から17往復へ拡大。エアプサンは3月29日~4月25日、長崎への不定期便を週3往復から5往復に増やした。イースター航空も8~10月、福岡線に58便、台北線に56便を追加した。
10月25日に始まる冬季運航でも路線拡大が続く。チェジュ航空は上海線を週4往復から毎日運航に増便し、12月17日にはマニラ線を週5往復で開設する。これにより釜山発国際線は15路線となる。
エアプサンは11月11日、チェンマイ線を週4往復で開設。12月22日~2027年2月28日は週6往復に増やす。イースター航空も10月29日に厦門線を週3往復、12月3日に杭州線を週4往復で新設する。
ただ、空港の混雑は一段と深まりそうだ。国際線ターミナルの年間収容能力は830万人だが、9月までに約924万人が利用し、9カ月で11.4%上回った。
同ターミナルは2024年4月に5年間の拡張工事を終え、年間収容能力を630万人から830万人へ引き上げたばかりだった。国際線の急成長に、施設の処理能力が追い付かない状況となっている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News