【10月20日 CGTN Japanese】みやぎ紫金草合唱団の第8回コンサートが10月18日、宮城県仙台市内で開催されました。中国の南京でよく見られる野花の名を冠したこの合唱団は長年に渡り、中国侵略戦争の歴史を受け止めて反戦と平和の理念を訴える歌を歌い続け、人々に戦争の苦難を銘記し、日本の侵略の歴史を直視すること、そして平和を大切にし、戦争の悲劇を繰り返さないよう呼びかけています。

合唱団名に使われている「紫金草」の本来の中国名は「二月蘭(アルユエラン)」で、南京でよく見られる野花です。中国を侵略した日本軍の山口誠太郎軍医がその種を日本に持ち帰り、紫金草と名付けて栽培や種の配布などを通じて懺悔と反省の意を表明したとのことです。

この歴史を背景に創作された合唱組曲の「紫金草」は、音楽を通じて戦争がもたらした苦難と、人々が戦争の反省から平和の追求へと歩みを進めていく過程を物語る作品です。

18日のコンサートの来場者の一人は「過去を絶対に忘れてはなりませんし、かつて犯した残虐な犯罪をまるで無かったかのように扱うことはなおさら許されません。紫金草は非常に重要な意味を担っています。日本は過去に深刻な罪を犯しました。私たちはそれに対して誠実に謝罪すべきと考えます」と述べました。

もう一人の来場者は「日本の学校教育では、この日本の侵略の歴史が十分に伝えられておらず、むしろある意味で隠蔽されていると感じます。この状況は非常に良くありません。私たちにはこの歴史を後世に伝えていく責任があります」と述べました。

コンサートには子供たちも登壇して合唱しました。合唱団はこの取り組みを通じて、より多くの子どもたちに戦争がもたらす代償を知り、生命の尊さや反戦の大切さを理解してほしいと願っています。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News