韓国の裁判所、旧統一教会・韓鶴子総裁の保釈認める…居住先は病院に限定
このニュースをシェア
【10月20日 KOREA WAVE】世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政界の癒着を巡る事件で起訴され、1審で計懲役2年を言い渡されたハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁について、ソウル高裁が10月19日、保釈を認めた。居住先を現在治療を受けている病院に限定するなどの条件が付いており、身柄拘束を解かれた状態で控訴審に臨むことになる。
ハン・ハクチャ氏は9月23日に保釈を請求していた。保釈は、保証金の納付や住居制限などの条件を付け、勾留中の被告を釈放する制度だ。高裁は健康状態や裁判の進行状況、証拠収集の程度などを考慮して保釈を許可した。ただし、それまでの勾留執行停止より厳しい条件を付けた。居住先は入院中の病院に限り、自宅へ戻ることは認めなかった。保証金2億ウォン(約2380万円)の現金納付と、事件関係者との一切の接触禁止も条件とした。
ハン・ハクチャ氏は10月13日の保釈審問で「薬を飲まなければならないが、誰かに助けてもらわないと1人ではできない。何もできない」と述べ、「自宅で治療を受けながら暮らせるよう助けていただければありがたい」と訴えていた。一方、特別検察官チームは「健康状態が厳しいことは分かるが、生命に重大な影響を及ぼす状態かは分からない」として、請求の却下を求めていた。
ハン・ハクチャ氏はこれまで、健康上の理由で勾留の執行を停止され、病院に滞在していた。その期限は10月20日午後3時で、満了の前日に保釈が認められた。
起訴内容によると、ハン・ハクチャ氏はチョン・ウォンジュ元秘書室長、ユン・ヨンホ元世界本部長と共謀し、2022年1月ごろ、クォン・ソンドン(権性東)元議員に政治資金1億ウォン(約1190万円)を現金で渡したとされる。同年3~4月ごろには、教団資金1億4400万ウォン(約1713万円)を「国民の力」の議員らに寄付した罪にも問われている。
また、ユン・ヨンホ氏と共謀し、同年7月に2回にわたり、キム・ゴニ(金建希)氏に英宝飾ブランド「グラフ」のダイヤモンドネックレスなど計8000万ウォン(約952万円)相当の金品を渡したとされる。違法な政治資金や高額な贈答品の購入に充てるため、教団資金を横領した罪にも問われた。1審は8月、政治資金法違反について懲役1年、不正請託・金品授受禁止法違反と業務上横領について懲役1年を言い渡した。
別途、教団資金約105億ウォン(約12億4900万円)を横領したとして追加起訴されたハン・ハクチャ氏と元幹部らの裁判は、11月12日に始まる。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News