韓国・宗教団体総裁に懲役33年、女性信者16人への性犯罪…確定すれば刑期計50年
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【10月20日 KOREA WAVE】韓国の宗教団体「キリスト教福音宣教会(JMS)」のチョン・ミョンソク(鄭明析)総裁(81)が、女性信者16人に対する性犯罪を巡る1審で、懲役33年を言い渡された。総裁はすでに別の性犯罪で懲役17年が確定して服役中で、今回の判決も確定すれば、二つの刑期は合計50年となる。
大田地裁は10月19日、準強姦などの罪に問われたチョン・ミョンソク氏に懲役33年を言い渡した。個人情報の公開・告知、児童・青少年や障害者に関わる機関への就業制限10年、位置追跡用電子装置の装着15年も命じた。検察の求刑は懲役27年で、判決はこれを6年上回った。
チョン・ミョンソク氏は2018~2022年、忠清南道錦山郡の月明洞修練院などで、女性信者16人に繰り返し性的暴行やわいせつ行為をしたとして起訴された。自身を「メシア」と信じ込ませ、宗教的な地位を利用し、被害者が抵抗しにくい状態で犯行に及んだとされる。今回の事件は、香港籍、オーストラリア籍、韓国人の女性信者への性犯罪を巡る裁判中に追加で明らかになった。被害者からの告訴が相次ぎ、複数の事件が別々に審理されてきた。
チョン・ミョンソク氏は、被害者の供述は信用できず、犯罪を裏付ける証拠も不十分だとして起訴内容を否認した。しかし地裁は、供述が具体的で一貫しており、信用できると判断した。また、被害者はチョン・ミョンソク氏を神格化し、絶対服従するよう繰り返し教育され、独立した判断や抵抗が困難な心理的状態にあったと認定した。
地裁は特に、チョン・ミョンソク氏が過去の性犯罪で懲役10年の刑に服し、2018年2月に出所した後、再び犯行に及んだ点を指摘。「犯行の手段と方法が極めて悪質だ」とし、長年築いた宗教的な支配構造と影響力を利用して犯罪を繰り返したと判断した。そのうえで「被害者や犯行回数が多く、被害回復の努力もしていないことなどを考慮すると、先の判決より厳重な処罰が避けられない」と量刑理由を説明した。ただし、一部のわいせつ行為については証拠不十分として無罪とした。
性犯罪への加担を問われた教団ナンバー2のキム・ジソン被告には懲役7年を言い渡した。他の幹部3人には懲役3年の実刑から懲役1年、執行猶予2年までの判決を言い渡し、別の信者管理者1人は無罪とした。キム・ジソン被告も、チョン・ミョンソク氏の先の性犯罪に加担した罪で懲役7年が確定し、服役している。
チョン・ミョンソク氏は2018年2月~2021年9月、香港籍、オーストラリア籍、韓国人の女性信者に計23回の性的暴行やわいせつ行為をした罪で、2025年1月に最高裁で懲役17年が確定した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News