【10月19日 CGTN Japanese】中国税関総署が10月14日に発表した最新データによると、今年1~9月の中国の貨物貿易総額は39兆9400億元(約942兆4000億円)となり、前年同期比18.8%増加しました。このうち、「一帯一路」共同建設国との貿易額は20兆3700億元(約480兆6000億円)で、17.1%増加しました。共同建設国との貿易が中国の貿易総額に占める割合は51%に達し、同期の貿易増加への寄与率は47.1%となりました。

輸入面では、今年に入り、中国税関は中国と国交のあるアフリカ諸国の乾燥唐辛子、カシューナッツ、コーヒー豆、天然水産物などについて、対象地域からの輸入を一括して認める措置を順次実施しています。今年5月1日には、中国と国交のあるアフリカ53カ国を対象にゼロ関税措置を全面的に導入し、ゼロ関税の対象国は計63カ国となりました。

1~9月には、エジプト、セネガル、ケニアなどからの農産物輸入がいずれも2桁の伸びを維持しました。中国税関は先月、タジキスタン産のスモモやアンズ、トルコ産の月桂樹の葉、南アフリカ産のサクランボなどの輸入も新たに認めました。今後、中国市場に参入する共同建設国の産品はさらに増える見通しです。

輸出面でも、協力の余地が広がっています。1~9月、中国から共同建設国への請負工事に関連する輸出額は約1000億元(約2兆3000億円)に達し、大規模なインフラ整備を継続的に支えています。また、共同建設国向けの手術支援ロボットの輸出は2.9倍増となり、各国の医療・衛生環境の改善を支えています。

中国と共同建設国の間では、物流手段の多様化も貿易拡大を支えています。1~9月、水運による貿易額は前年同期比7.1%増加しました。道路輸送と鉄道輸送による貿易額はそれぞれ34.1%、16.4%増加し、航空輸送による貿易額は60.1%増となりました。

南アフリカのランド・マーチャント・バンクでアジア地域を担当するErwin Pon氏は、世界のエネルギー構造が大きく変化するなか、中国とアフリカのグリーンエネルギー分野での協力強化は、アフリカの持続可能な発展に強い推進力をもたらすと指摘しました。

また、スマート製造やコンシューマーエレクトロニクスなどの分野では、アフリカでの加工や製造を拡大、深化させる中国企業が増えています。こうした動きは、より高い付加価値の創出につながると期待されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News