【10月19日 AFP】台湾は18日、複数の海域で同時に「海上での嫌がらせ」を行っていた中国海警局の船や調査船、漁船計16隻を退去させたと発表した。

台湾海巡署(沿岸警備隊)は声明で、台湾本島と、その南西にある係争地の東沙島周辺で、「異例の多さ」の中国船が連携した作戦に参加したと述べた。

漁船4隻を含む中国船は「複数の地点で同時に作戦を展開し、ハイブリッド戦を仕掛けた」という。

作戦が行われたのは台湾東部、南部、南西部の沖合と東沙島周辺で、一部の中国船は台湾の制限水域に侵入した。

中国は台湾を自国領の一部と主張し、周辺海域の管轄権も主張しているが、台湾はこれを認めていない。中国は長年、台湾統一に向けた武力行使も辞さない構えを示している。

東沙島は台湾が実効支配しているが、中国も同島と、戦略的に重要な南シナ海の大部分の領有権を主張している。

中国はここ数か月、台湾への海上での圧力を強め、台湾周辺に過去最多の海警局船や調査船などを展開している。(c)AFP