正しい手洗いの方法=韓国疾病管理庁提供(c)news1
正しい手洗いの方法=韓国疾病管理庁提供(c)news1

【10月19日 KOREA WAVE】韓国でトイレの利用後に手を洗う人は増えたものの、感染症予防に効果的な方法で実践している人は、依然として約10人に1人にとどまることが分かった。手洗いにかける時間は平均13.9秒で、全く洗わない人も14%いた。

韓国疾病管理庁は15日、国立中央医療院と実施した2026年上半期の感染症予防行動に関する実態調査の結果を発表した。調査は5月28日~6月30日、全国の不特定多数が利用する施設の公衆トイレ120カ所で、19歳以上の成人を対象に実施。4560人の行動を観察し、1800人に退出時の聞き取りを実施した。

トイレ利用後に手を洗った人は86%で、2025年の84.1%から1.9ポイント増えた。石けんを使った人は全体の46.7%と半数に届かず、水だけで洗った人は39.3%、洗わなかった人は14%だった。

石けんを使う割合は女性が52.9%で、男性の40.5%を12.4ポイント上回った。年代別では20代が52.2%と最も高く、70代以上は33.7%で最も低かった。70代以上では、手を洗わなかった人の割合も21.7%と最も高かった。

疾病管理庁が推奨する正しい手洗いは、流水と石けんを使い、手の表面全体をこすりながら30秒以上洗う方法だ。観察調査で石けんを使って30秒以上洗った人は11.4%にとどまり、正しい手洗いの実践率は最近3年間、10%台で推移している。

手洗い時間は平均13.9秒。石けんを使った場合でも、泡で手をこする時間は平均5.8秒だった。2025年からそれぞれ1.7秒、1秒延びたものの、推奨する30秒には大きく届かなかった。

認識と行動の差も明らかになった。退出時の聞き取りでは、普段から「正しい手洗いを実践している」と答えた人が51.2%いたが、実際の観察結果は11.4%だった。

疾病管理庁は、重要性を理解しているという認識と、正しい行動の実践には大きな隔たりがあると分析。2026年から調査を年1回から上半期と下半期の年2回に増やした。年間の最終結果は12月に発表する予定だ。

「世界手洗いの日」の15日に合わせ、広報活動も強化する。啓発動画を配布するほか、31日までSNSで参加型キャンペーンを展開。23~25日の「2026金泉キンパ祭り」では、体験型の手洗い啓発ブースも設ける。

イム・スングァン疾病管理庁長は「手洗いは誰もが日常で費用の負担なく、簡単に実践できる基本的な感染症予防手段だ」と強調。冬季のインフルエンザなどの呼吸器感染症に備え、手洗いやせきエチケットといった衛生習慣の徹底を呼びかけた。

調理や食事、外出の前後などに、流水と石けんで30秒間洗う習慣をつけることが必要だとし、適切な手洗いにより、下痢を伴う疾患は30%、呼吸器疾患は20%減らせると説明した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News