北朝鮮、韓国の極超音速兵器に連日反発…「国防力強化の名分を得た」
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【10月18日 KOREA WAVE】北朝鮮が韓国軍の極超音速滑空体(HGV)の技術を2日続けて問題視し、韓国の兵器開発が自国の国防力強化に名分を与えたと主張した。韓国国防省は、試験発射の写真で機体表面にすすが見られないのは国産耐熱素材の優れた性能によるものと説明したが、北朝鮮は再び反論した。
朝鮮労働党中央委員会のキム・ジョンシク(金正植)第1副部長は16日、朝鮮中央通信を通じて発表した談話で、韓国国防省のHGV兵器体系と関連技術の高度化計画について、「敵のこうした対決的野心は、われわれにこの上なく立派な国防力強化の名分を与えた」と述べた。
さらに「われわれがなぜ圧倒的な力の優位という路線を変わらず掲げるのか、明白に説明するものだ」と主張した。
キム・ジョンシク氏は「写真1枚を巡って韓国側と技術論争をしようというのではない。この機会に、われわれが聞きたかったことはすべて聞いた」とも述べた。
韓国国防省が「それこそ技術ではないか」と反論したことについては、「どの国の技術者集団も納得できない、恥ずかしいほどのこじつけだ」と非難した。
キム・ジョンシク氏は、機体表面のすすの有無は耐熱素材や熱防護性能の問題ではないと主張。「どの国のどのような技術でも、空力加熱による表面温度の上昇で塗装が焼ける現象は防げない」と述べた。
その上で「耐熱素材や侵食、正常な飛行作動とは無関係な問題だ」とし、極超音速ミサイルが着弾直前にも鮮明な塗装を保っていることに疑問を呈した。
これに先立ち、北朝鮮ミサイル総局のチャン・チャンハ(張昌河)総局長は14日、朝鮮中央通信記者との質疑で、韓国軍が公開したHGV試験発射の写真に言及。「滑空体の表面にすす一つなく、塗装の色もきれいだ」と述べた。質疑の内容は15日に報じられた。
チャン・チャンハ氏は「韓国側の発表とは異なり、飛行体が極超音速飛行をできなかった証拠になり得る」と主張した。
これに対し、韓国国防省の関係者は16日、「北朝鮮はすすが一つもないと指摘したが、それこそ技術ではないか」と反論。「初めて試験発射したHGVは、優れた耐熱性を持つ国産素材を基に設計され、極超音速環境でもすすが付かない熱防護性能を実現した」と説明した。
韓国軍は8日、イ・ジェミョン(李在明)大統領の立ち会いの下、国産技術で開発中のHGVの初試験発射を実施した。極超音速滑空体は低高度で上下・左右に軌道を変えながら飛行し、追跡や迎撃が難しいことから、戦場の様相を変える兵器とされる。
北朝鮮も9月20日、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の立ち会いの下、新型の極超音速短距離ミサイル「火星11マ」を試験発射したと発表。10月3日にも極超音速中距離戦略ミサイルを発射したと主張している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News