■文化的象徴への攻撃

ボドゥー市長によると、キリスト教徒が多く暮らすタイベへの訪問は、友好協定を締結することが目的だった。地元フランスから司祭も同行していた。

市長に対する襲撃は、パレスチナ人との連帯を示す象徴的な行為として、オリーブの収穫に参加した際に起きた。オリーブはパレスチナ人にとって重要な文化的象徴となっている。

イスラエルの過激派は、パレスチナ人が毎年行うオリーブの収穫を阻止するよう呼び掛けており、ここ数か月、入植者による土地や財産の強奪を伴う襲撃が激化している。その一方で、イスラエル人に対する暴力行為も発生しており、先月にはパレスチナ人が入植者1人を射殺した。

タイベの司祭バシャール・ファワドレ氏によると、入植者らは市長に暴行を加える前にも、オリーブの収穫作業を襲撃し、収穫したオリーブを奪っていた。

同司祭はAFPに対し、「1人が頭を殴られ、縫合が必要になった。また、70代の女性にもひどい暴言を浴びせ、暴行を加えた」と説明した。

今月初めには、オリーブの収穫を取り巻く緊張状態を取材していたAFPカメラマン、ジャファー・アシュティエ氏も入植者らに襲撃され、肋骨(ろっこつ)数本を骨折し、カメラを奪われている。(c)AFP/Shaun TANDON