韓国の若者に広がる単発のスポーツ交流…試合後は打ち上げなし
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【10月17日 KOREA WAVE】韓国の20~30代の間で、固定のチームに所属せず、都合のよい時だけ集まってスポーツを楽しむ「緩いつながり」が広がっている。試合後の打ち上げや継続的な付き合いを求めず、趣味そのものを楽しむスタイルだ。
ソウル市龍山区のフットサル場では7日、就職活動中のキム・ドゥヒさん(27)が初対面の参加者たちと約2時間プレーした。「付き合いをしなくていいんです。一緒にボールを蹴って、終わったらさようなら。それでいい」と話す。参加者の大半は20~30代で、試合終了後はあいさつを交わして帰っていった。
知人同士で6対6のフットサルをするには12人の予定を合わせる必要がある。一方、「ソーシャルフットサル」は、運営サイトが日時や場所を設定して参加者を募集し、利用者が1人で申し込める仕組みだ。運営担当者が参加者の技量などを考慮してチームを編成する。
仕事帰りによく参加するキム・ジュヌォンさん(26)は「みんな空いている時間が違うし、コートの予約も大変なので利用している」と話した。
募集サイト「プラブフットボール」によると、ハングルの日の連休を翌日に控えた8日午後2時時点で、龍山区の会場で9日に開催される主要時間帯の試合は、2コート計11試合が全て満員だった。運営担当者は、龍山や西大門など需要の多い地域では、週末の試合が1週間前に締め切られることも多いと説明した。
シフト勤務の休日に1人で参加したチャン・ジノさん(26)は「気を使わなくていいのが良い。チームに入ると年下なので、付いてくるよう言われたり、何かを買ってくるよう頼まれたりする。でも、ここにはそういうことがない」と話した。
初対面同士のため、互いに適度な距離を保つ雰囲気もある。ミスをしても励まし合い、ゴールキーパーは運営担当者の指示に従って交代で務めた。約2時間の試合後は打ち上げをせずに解散した。
同様の動きはほかの競技にも見られる。テニスを楽しむ会社員のイ・フスンさん(30)は、継続的に参加できないと同好会に入りにくいため、希望する日時や場所に合わせて相手を探せるマッチングサービスを利用している。
ランニングでも、地域密着型サービス「タングン」などで参加者を募り、一緒に走った後に解散する単発の集まりがある。
成均館大学社会学科のグ・ジョンウ教授は、固定チームの結成には会費の徴収や会員管理が必要で、時間も費用もかかることから、必要な時だけ気軽に参加する方式が選ばれていると分析した。「運動や趣味はそれ自体を楽しみたい。義務を伴う人間関係に発展させたくないという雰囲気が定着している」と説明した。
慶熙大学社会学科のキム・ジュンベク教授も、人間関係を継続する負担に注目する。やりたいことのために他人と協力する必要は感じても、その関係が私生活に深く入り込むことまでは望まない人がいるという。
また、短い動画の流行に見られる社会の「分節化」も影響していると指摘。長く続けるより、必要に応じて短時間で集中して楽しむ文化が、単発のスポーツ交流にも表れていると分析した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News