【10月17日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は16日、ウクライナ軍が利用する米宇宙開発企業スペースXの軍用衛星通信サービス「スターシールド」の制限を要請したことはないと述べた。これに先立ち、スペースXを率いる米実業家のイーロン・マスク氏は、同サービスに制限が課されたとすれば、最終的にはトランプ氏の判断によるものだと主張していた。

ウクライナは14日、ロシアの侵攻を撃退する上で不可欠と位置付ける同サービスに制限が課されたと発表した。これに先立ち、トランプ氏はウクライナを批判し、ロシアの製油所への攻撃を停止するよう求めていた。

トランプ氏は記者団に対し、「(スターシールドに制限を課したのは)私ではない。イーロンでもないと思う」と述べ、「私の理解では、(同サービスは)いつもと変わらない」と付け加えた。

マスク氏はこれに先立ち、スターシールドの通信速度や利用に関する制限は、米軍、最終的には米大統領が決定していると述べていた。

ウクライナはスターシールドを、戦場での通信やロシア占領地域に対する中距離攻撃、迎撃用無人機の運用に利用している。また、同じくスペースXが提供する民間用衛星通信サービス「スターリンク」も併用している。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は16日、スターシールドのサービス復旧が進められていると明らかにし、「パートナー諸国から、米政権とホワイトハウスがスペースXに対し、サービスを復旧するよう求めるメッセージを送ったと聞いている」と述べた。(c)AFP