【10月21日 CGTN Japanese】中国では国慶節の大型連休(10月1~7日)が終わり、各地の小中学校が相次いで秋休みの実施計画を発表しています。

2025年には複数の政府機関が関連文書を発表し、小中学校で春休み・秋休みを導入する取り組みを推奨しました。2026年には「条件の整った地域で小中学校の春休み・秋休みの導入を進める」との方針が初めて政府活動報告に盛り込まれ、この動きが加速しています。

今年は、広東、四川、福建、浙江、山西、湖南、貴州などの各省で、複数の市や区の小中学校が秋休みを実施することが明らかになっています。一部の都市では初めての導入となります。秋休みは11月中旬に設けられるケースが多く、通常は3日間です。土日と合わせて5連休となる場合もあります。

中国の学校では1学期が4~5カ月にわたります。特に10月の国慶節から翌年1月の元旦にかけては授業期間が長いため、秋休みの導入は学業負担を軽減し、生徒の心身の健康や全面的な成長を促すことができます。また、親子が一緒に過ごす時間を確保することにもつながります。

さらに、気候の穏やかな秋に休暇を設けることで、家族旅行の需要を喚起し、観光消費を促進するとともに、観光市場の安定的な発展にもつながるとみられています。

一方、未成年の子どもが休みに入る中、保護者の休暇をどう確保するかも課題になっています。

各地では、有給休暇制度の定着に向けた取り組みが進んでいます。春休みの導入が徐々に広がる中、今年4月には、雲南省の6部門が共同で文書を発表し、時期をずらした有給休暇の取得を促しました。さまざまな職種の労働者が平等に休暇を取得できる権利を保障するとともに、制度の実施状況を継続的な監督の対象とする方針も示しました。

また、学校での預かり支援や体験学習キャンプ、団体での外出などで対応する地域もあります。江蘇省連雲港市では、休暇中も教室や図書館、運動施設を開放し、スポーツや芸術、体験活動などを実施することで、子どもの預け先を確保しています。

専門家は、春休み・秋休みの導入には多方面の連携が必要で、家庭・学校・社会がともに環境を整える必要があると指摘しています。また、休暇を取る時期を分散させる取り組みも進め、子どもたちが休暇中に充実した活動を行える環境を整えることが重要だとしています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News