中国の研究チーム 自国製のAIで数学の難問の3次元ギス予想を解決
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【10月16日 CGTN Japanese】世界の数学界を30年以上にわたって悩ませてきた3次元ギス予想(Ghys予想)がこのほど、中国の研究チームによって解決されました。これは、中国で作られた人工知能(AI)の大規模モデルを活用して世界的な数学の難問を解決した初の事例であり、AIが先端の純粋数学の研究を支えることを示す画期的な進展とみられています。
上海AI実験室の客員研究者である大湾区大学の許地生教授が率いる研究チームは、科学特化型AI大規模モデルの書生S2を利用して、人間と機械が協働する斬新な科学研究モデルを採用しました。すなわちAIが大規模かつ複雑な数学の推論を担い、研究者は研究の方向性を定めて有効な思考経路を選別し、対話と試行錯誤を繰り返して3次元ギス予想の完全かつ厳密な証明を導き出すことに成功しました。
ギス予想はフランス人数学者のエティエンヌ・ギスが1995年に提出したもので、複素力学系分野において長きにわたり未解決のまま残されていた重要な難問でした。その推論は極めて難しく、今日に至るまで世界における未解決難問でありつづけ、高度な数学の推論能力を測る重要な指標とされてきました。
今回の研究成果の検証作業は、北京大学の董彬教授および中国科学院の劉若川院士(中国科学院のアカデミー会員)が率いる研究チームが第三者として独立して行いました。北京大学チームは独自開発した処理基盤を投入し、AIエージェントの並列演算により、中核部分のすべての補助定理の形式検証を完了しました。すなわち数十万行に及ぶ検証コードを生成し、一連の証明の論理に論理上の破綻や抜け穴が一切なく、完全に成立していることを厳密に検証しました。関連する学術論文はすでに国際的な査読前論文公開サイトのarXiv(アーカイブ)で公開されており、検証コードもGitHub(ギットハブ)で一般公開されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News