【10月16日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の最大の対抗馬とされる野党政治家ガディ・アイゼンコット氏(66)は15日、27日の総選挙で勝利して首相に就任すれば、イスラム組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザ地区の統治を終わらせると表明した。

アイゼンコット氏は軍の元参謀総長で、中道右派政党「ヤシャル」の党首を務める。

アイゼンコット氏は戦争で荒廃したガザの近くで記者会見し、「本日、私は公約する。首相に就任してから18か月以内に、ハマスによるガザ地区の統治を終わらせる」と述べた。

アイゼンコット氏は、ハマスの段階的な武装解除と権力移譲を定めたドナルド・トランプ米大統領の停戦計画を履行するか、ハマスの軍事部門の壊滅を目的としたイスラエル軍による「創意工夫を凝らした作戦」を通じて、これを実現すると説明した。

アイゼンコット氏はまた、ネタニヤフ氏がガザで「戦略的失敗」を犯したと非難し、3年間の戦闘を経ても「ハマスは依然としてガザを統治し、武装解除するどころか軍備を増強し、軍事活動を続けている」と指摘した。

また、2023年10月7日のハマスによる攻撃に至るまでの安全保障上の不備について、責任の所在を明らかにするため、国家調査委員会を設置するとの公約を改めて表明した。ネタニヤフ政権はこれまで、委員会の設置に抵抗してきた。

アイゼンコット氏は「次の惨事を防ぐ方法はある」と述べた。

アイゼンコット氏は他の野党政治家と同様、10月7日の攻撃について、ネタニヤフ氏に個人的な責任があると繰り返し非難している。

アイゼンコット氏らは特に、ネタニヤフ氏がイスラエルの治安機関やアラブ首長国連邦(UAE)からの警告を無視したと主張している。

ネタニヤフ氏はこうした非難を全面的に否定し、攻撃当日の朝、治安当局者らは自分を起こさなかったと主張している。

最新の世論調査では、ネタニヤフ氏の陣営もアイゼンコット氏率いる陣営も、連立政権の樹立に必要な定数120議席の過半数に当たる61議席を獲得できる見通しは立っていない。(c)AFP