韓国の暗号資産「10億ウォン超」保有者、1年で63%減…株式市場への資金移動も
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【10月16日 KOREA WAVE】韓国の主要暗号資産取引所5社で、10億ウォン(約1.1億円)を超える暗号資産を保有する利用者が、約1年で63.2%減少した。2025年には1万人を超えていたが、2026年は4000人を下回った。価格下落による評価額の減少に加え、大口投資家の利益確定や株式市場への資金移動などが影響した可能性がある。
news1が与党「共に民主党」のパク・ミンギュ議員事務所から入手した資料によると、2026年8~9月時点で、アップビット、ビッサム、コインワン、デジタルエックス、ゴーパックスの5社に10億ウォン超の暗号資産を保有する利用者は、合計3979人だった。
2025年8月時点の1万810人から6831人減った。保有資産の評価額は合計8兆6422億ウォンで、取引所ごとの集計人数を基にした平均保有額は約21億7000万ウォンだった。
ただし、人数は各取引所の利用者数を単純に合算したもので、複数の取引所を使う同一人物が重複している可能性がある。3979人が実際の投資家の人数を示すわけではなく、平均保有額も単純平均だ。
取引所別ではアップビットが2984人と全体の75.0%を占め、ビッサム765人、コインワン115人、デジタルエックス111人、ゴーパックス4人と続いた。保有評価額もアップビットが約6兆3384億ウォンで最多だった。
大口保有者の減少には、暗号資産の価格調整が影響したとみられる。コインマーケットキャップによると、10月12日午後4時35分時点のビットコイン価格は8万3922ドルで、2025年10月6日の最高値12万6198ドルから33.5%下落した。
売却せずに保有し続けていても、価格下落で評価額が10億ウォンを下回った利用者がいる可能性がある。ビットコイン以外の暗号資産を保有する場合は、銘柄ごとの値動きによって評価額の減少幅も異なる。一方、2025年の価格上昇局面で売却し、利益を確定した可能性もある。
韓国株式市場の活況も背景として挙げられる。2026年は韓国総合株価指数(KOSPI)が取引時間中に9000を突破し、1万も取り沙汰される一方、暗号資産市場では価格調整と取引低迷が続き、資金が株式へ移った可能性がある。
7月の主要5取引所の1日平均売買代金は5978億ウォンで、KOSPIの売買代金の1.59%にとどまった。1月の11.29%から大きく低下し、両市場の投資熱の差が広がった。
海外取引所や個人のウォレットへ資産を移した場合も、国内取引所で集計される保有額は減る。実際の保有規模が変わらなくても、大口保有者の統計から外れることがある。
年齢別では50代が1420人(35.7%)で最多。40代1086人(27.3%)、60代以上1038人(26.1%)、30代394人(9.9%)、20代以下41人(1.0%)だった。50代以上は計2458人で、全体の61.8%を占めた。
金融情報分析院の2026年上半期調査では、国内取引所の利用者全体は30~40代が約53%を占める。一方、10億ウォン超の大口保有者は50代以上に集中している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News