【10月16日 AFP】弁護士資格をめぐり疑問の声が上がっているケイティ・ザカリア米大統領報道官(41)は15日、司法試験に不合格だったことを認めたと受け取れる発言をしたものの、自らを法律家と紹介することに誤りはないと主張した。

ドナルド・トランプ米大統領に任命されたザカリア氏は、テレビ出演時やSNSで自らを弁護士と称し、カリフォルニア州を拠点とする保守系非営利団体の法務責任者を務めたと経歴に記載している。

しかし、ザカリア氏がペパーダイン大学で法学の学位を取得した後、米国で弁護士資格を得るための司法試験に合格したことを示す証拠はない。

ザカリア氏は15日、保守系メディア「リアル・アメリカズ・ボイス」の取材に対し、司法試験の受験を申し込んだものの、その後、夫と中国に移住する計画に「気を取られ、圧倒されていた」と述べた。

「私たちは『この時間を使って司法試験を受け、どうなるか見てみよう』と話した。中国では弁護士資格は必要ないと分かっていたので、結果はそれほど重要ではなかった。その後、間もなく出発した」と語った。

ザカリア氏は北京で、中国の大手法律事務所に弁護士として勤務した。

帰国後に司法試験を再受験しなかったのは、第1子の出産があったためだと説明した。

また、法学の学位と中国で得た企業法務の経験を踏まえ、「業界の多くの人」から「資格を持つ弁護士を意味する『attorney at law』ではなく『lawyer』と名乗り、法的助言ではなく法的分析を提供することはできる」と言われたと述べた。「その点には細心の注意を払っていた」と強調した。

政治倫理団体「キャンペーン・フォー・アカウンタビリティ」は14日、カリフォルニア州弁護士会に調査を求めた。

同団体は報道発表で、「カリフォルニア州では、資格がないのに弁護士を名乗ることは、単なる誇張ではなく犯罪だ」と主張した。(c)AFP