英反移民政党の地方議員らが人種差別発言、潜入取材で明らかに 黒人を「動物」、アジア系を「完全な寄生虫」
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【10月16日 AFP】英国で反移民を掲げる強硬右派政党「リフォームUK」は15日、所属する地方議員や候補者らが人種差別的な発言をしていたことが潜入取材で明らかになり、新たな不祥事に見舞われた。
英ITVニュースが制作した90分の番組「アンダーカバー:リフォームUKでの1年」からの抜粋映像では、黒人の子どもたちを「動物」と呼ぶ発言が収録されていた。
別の映像では、リフォームUKの党員が、自分の住む地域にはアジア系の家族が「はびこっている」と述べ、「完全な寄生虫」と呼んでいた。
番組は、今年5月の地方選や、2025~26年に行われた4回の補欠選の選挙運動中に、リフォームUKの候補者や地方議員らを追ったものだ。
映像の一部公開を受け、リフォームUKの広報担当者は「党員、活動家、地方議員による明らかに不適切な行為について、調査を開始した」と述べた。
「一部の事案では党員資格の停止処分が取られた。適正な手続きを踏まなければならない」と説明した。
また、「党としては候補者らの適格性審査の手続きを改善し、優先事項としてきたが、時には党の価値観を共有しない少数の人物が審査を通過してしまうこともある」と釈明した。
その上で「リフォームUKは人種差別を一切容認しない」と強調した。
与党・労働党のアンディ・バーナム首相はリフォームUKに対し、問題の人物らに「即座に断固たる措置」を取るよう求めた。
バーナム氏は記者団に「近年、われわれは政治に毒が入り込むのを許してしまった。今こそ、それに終止符を打つ時だ」と述べた。
リフォームUKは昨年、政党支持率に関する世論調査で他党を大きく引き離し首位を維持していたが、調査会社ユーガブが今週発表した最新の世論調査では、首位の与党・労働党、2位の保守党に次ぐ3位に転落した。背景には、外国からの違法献金や政治資金の未申告をめぐる一連の騒動がある。
ITVの調査報道番組は、18日に放送される予定だ。(c)AFP