韓国・熱中症、患者減少でも死者24%増…80歳以上が半数近く
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【10月16日 KOREA WAVE】韓国で2026年夏に報告された熱中症患者は、2025年より8.8%減った一方、熱中症によるとみられる死者は29人から36人へ24.1%増加した。80歳以上の死者や自宅での死亡が増え、高齢者の住環境や日常生活まで猛暑対策を広げる必要性が浮き彫りになった。
韓国疾病管理庁が10月12日に公表した救急外来の監視結果によると、5月15日~9月30日の患者数は4066人。2025年の4460人から394人減ったが、監視開始以来3番目に多かった。
被害は8月上旬に集中した。1~10日の患者は1547人で全体の38%、死者は16人で44.4%を占めた。この期間の平均最高気温は34.4度と、前年同期より2.9度高かった。
6~8月の全国平均気温は25.4度で、平年を1.7度上回った。猛暑日数は21.5日で過去6番目、熱帯夜は18.2日で過去2番目に多かった。
高齢者の被害は拡大した。65歳以上の患者は1421人で、2025年の1341人から80人増加。全患者に占める割合も30.1%から34.9%に上がった。
年代別では60代が773人(19%)で最多となり、50代670人、40代580人、30代524人、70代522人と続いた。死者36人のうち80歳以上は17人で47.2%を占め、2025年の10人から増えた。
発生場所にも変化が見られた。屋外の患者は3534人から3062人へ13.4%減ったが、屋内は926人から1004人へ8.4%増加。自宅で発症した患者は237人から353人へ48.9%増えた。
場所別では屋外作業場が1060人(26.1%)で最も多く、田畑509人、道路沿い488人、その他の屋外464人、自宅353人の順だった。
死亡例では屋外が24人、屋内が12人。屋内の死者は前年の2倍となり、自宅での死亡は3人から10人へ3倍以上に増えた。
職業別の患者は単純労務従事者が896人(22%)で最多。無職690人、農林漁業の熟練従事者305人と続いた。死者は無職が18人で半数を占め、主婦4人、単純労務従事者3人などだった。
症状別では熱疲労が2512人(61.8%)で最も多かった。一方、重症の熱射病は667人から704人へ5.5%増え、死者36人は全員が熱射病だった。このほか、熱けいれん471人、熱失神316人が報告された。
患者数は京畿道959人、ソウル477人、全南・光州358人、慶尚南道353人、慶尚北道324人の順に多かった。人口10万人当たりでは蔚山が15.4人で最多だった。
疾病管理庁は、支援が必要な人向けの予防行動を案内し、意思疎通が難しい人にも伝わるよう、絵や記号、平易な文章を使った広報資料を作成。医療者向けの診療指針も整備した。
イム・スングァン疾病管理庁長は「特に80歳以上の死者が増えたため、生活環境やケアの状況を細かく確認する必要がある」と述べ、科学的根拠の蓄積と国民への情報提供を強化する方針を示した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News