ソウル市城東区のソウルの森アトリエ通り周辺(c)news1
ソウル市城東区のソウルの森アトリエ通り周辺(c)news1

【10月15日 KOREA WAVE】ソウルにある「ソウルの森」周辺が、聖水洞の新たなファッション・ショッピング拠点として急成長している。2026年4~6月期の店舗売上高は前年同期より24%増え、聖水洞を代表する延武荘通り周辺を上回る伸びを記録した。人出も半年で約28%増加した。ファッション通販大手ムシンサが約100億ウォン(約11億8000万円)を投じて商業エリアの活性化を進める中、ファッションやスポーツブランドの出店が相次いでいる。

ソウル市の商圏分析サービスによると、ソウルの森アトリエ通りを含む聖水1街2洞の4~6月期の店舗売上高は1075億ウォン(約126億8500万円)で、前年同期比24.4%増だった。延武荘通り北側の聖水2街3洞は1295億ウォン(約152億8100万円)で13.4%増、南側の聖水2街1洞は997億ウォン(約117億6500万円)で14.7%増だった。売上高の規模は北側の商圏が大きいが、伸び率はソウルの森周辺が上回った。

「小商工人365」の分析では、ソウルの森カフェ通りから半径300メートル以内の1日平均の人出は、1月の5万6312人から7月には7万1873人へ約28%増えた。7月は前年同月比でも15.1%増だった。4月中旬に開店した「ムシンサラン・ソウルの森」の9月の売り上げも、5月より約35%伸びた。

ムシンサは2025年11月、城東区と「ソウルの森プロジェクト」を始めた。飲食中心だった地域にファッションや生活雑貨を加え、滞在時間を延ばすとともに、延武荘通りに集中する観光・買い物の流れをソウルの森まで広げる構想だ。

約100億ウォンを投じ、アトリエ通り周辺の空き店舗約20カ所を購入・賃借した。ジェネラルアイデア、ユルト、ルックキャスト、ハブアホエール、サーブルパリなどに出店スペースを提供した。自社の実店舗として、ムシンサラン、ムシンサバッグ&キャップクラブ、イグホーム・ソウルの森なども運営している。

4月の活性化キャンペーン「再び、ソウルの森」第1弾では、4店舗を巡るチェックイン企画に約1万5000件の参加があった。参加者の81%以上が全4店舗を訪れた。10日間の開催期間中、周辺には計80万人が来訪し、初日は9万人を超えた。

プロジェクトに直接参加していないブランドも出店している。フィラは9月、ランニング専門店「フィラランニングクラブ」を開いた。エルボーンは漢南洞、島山に続く3店目の旗艦店を出し、アメリカンカジュアルブランドのアウトスタンディングも6月、近くに旗艦店を開いた。聖水1街2洞の店舗数は4~6月期に2243店となり、前年同期より53店増えた。城東区内で最も大きな増加幅だった。

ムシンサは先週から、秋の行楽シーズンに向けたキャンペーン第2弾を実施している。今回はレシートによる購入確認企画を導入し、来訪を実際の買い物につなげることに重点を置いた。年内にはムシンサスタンダードの店舗も開く予定だ。

業界関係者は「ファッションやスポーツの魅力が加わり、短時間立ち寄る場所から、滞在して楽しむ場所へ変わりつつある」と説明した。人出の増加が店舗の売り上げにつながる好循環が定着すれば、聖水洞を代表する滞在型のショッピングエリアへ成長できると述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News