【10月15日 CGTN Japanese】北京天壇医院は2025年3月、中国初のブレインマシンインターフェース(BMI)に関する相談・評価外来を開設しました。2026年1月には、北京協和医院の脳神経外科がBMIの評価を専門とする外来を開設しました。北京協和医院のBMI専門外来は週2回診療を行い、月間の相談者数は延べ100人近くに達しています。ただし、設備や詳細な評価に必要な手順などの制約から、専門的な評価を受けられるのは月70~80人程度にとどまっています。また、非侵襲型BMI装置1セットで対応できる患者数は、現在のところ月5~8人が上限となっています。

治療費については、北京市医療保障局の規定により、非侵襲型BMIの適合調整費用は初回が990元(約2万3300円)、2回目以降は1回330元(約8000円)となっており、いずれも費用の全額が医療保険の給付対象に含まれ、所定の割合に応じて保険給付が行われます。ただし、現時点でこの制度が適用されるのは、北京天壇医院、宣武医院、北京大学第一医院、北京協和医院の四つの試行対象医療機関に限られています。

米実業家イーロン・マスク氏が率いるニューラリンク(Neuralink)は、これまでに20例を超える患者への装置埋め込み手術を実施し、1万人以上が患者登録を申請しています。しかし、2026年9月時点で、米食品医薬品局(FDA)から販売承認を受けた侵襲型BMIは一つもありません。 

一方、中国では2026年3月、国家薬品監督管理局が博睿康の埋め込み型BMIによる手の運動機能代償システム「NEO」の販売を承認しました。このシステムは、頸髄損傷によって四肢まひとなった患者を対象とするもので、販売が承認された埋め込み型BMI医療機器としては世界初となります。承認から華山医院で世界初の商用化に伴う埋め込み手術が実施されるまで、わずか4カ月でした。(c)CGTN Japanese/AFPBB News