韓国プロ野球、球場で転売取り締まりも摘発ゼロ…ネットでは定価の16倍超
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【10月15日 KOREA WAVE】韓国プロ野球のポストシーズン開幕に合わせ、警察がソウルの蚕室野球場周辺でチケットの不正転売を集中取り締まりした。現場での摘発はゼロだった一方、ネット上では定価の10倍を超える販売投稿もあり、ファンからオンライン取引への対策を求める声が上がっている。
警察は14日、文化体育観光省や韓国野球委員会(KBO)などと合同で取り締まりを実施した。警察官37人と関係機関の担当者ら19人の計56人が参加。午後4時半から中央チケット売り場や地下鉄駅の出入り口など、人が集まる場所を中心に転売の有無を確認したが、摘発には至らなかった。
KBOはポストシーズンの入場券を全てオンラインで事前販売している。キャンセル分は試合開始2時間前から現地で販売するが、売り場の担当者によると、この日はキャンセル分も完売していた。
一方、ネット上では高額転売が続いていた。球場前で取材に応じた斗山ベアーズファンの女性(27)は「一塁側テーブル席の定価は12万ウォン(約1万3200円)なのに、ネットでは200万ウォン(約22万円)台の出品もあった。80万ウォン(約8万8000円)や100万ウォン(約11万円)も見た」と話した。
LGツインズファンの会社員ピョン・ジヒョンさん(30)も、「定価8万ウォン(約8800円)のブルー席が、ネットでは25万ウォン(約2万7500円)だった」と説明。「普段から転売のせいで入手しにくく、取り締まりは必要だ」と述べた。
転売チケットの購入経験を明かす観客もいた。斗山ファンのイ・ハンソさん(29)は、キャラクターとの特別イベントの際、定価に1万~2万ウォン(約1100~2200円)を上乗せして買ったことがあるという。ただ、「何十万ウォンも余分に払うなら、家でゆっくり見た方がいい」と話した。
LGファンの大学生イ・ジウさん(24)は「チケットが買えなかったり、詐欺を心配したりする人が周囲にも多い」と指摘。「球場だけでなく、チケットベイなどオンラインでも取引されている。根本的な問題を解決してほしい」と求めた。
警察は今後、ポストシーズンの試合が開かれるソウル、大邱、光州、水原などの主要球場でも、関係機関と合同で取り締まりを続ける。
従来、球場周辺で転売が発覚しても、軽犯罪処罰法に基づく反則金16万ウォン(約1万7600円)にとどまっていた。
しかし、8月28日施行の改正国民体育振興法により、常習的または営利目的で購入価格より高く販売したり、あっせんしたりした場合、1年以下の懲役または1000万ウォン(約110万円)以下の罰金を科すことが可能になった。
警察は取り締まりと啓発活動を並行する方針。担当者は「ファン心理につけ込み、公平な観戦機会を奪う違法転売に厳正に対応し、望ましい観戦文化の定着に向けて関係機関と協力する」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News