サウジへの攻撃で韓国企業が警戒…在宅勤務に切り替え、近隣国への退避も検討
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【10月15日 KOREA WAVE】イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアへのミサイル・ドローン攻撃を強め、現地に進出する韓国企業が安全確保を急いでいる。多くの企業が在宅勤務に切り替え、状況次第では従業員を近隣国へ退避させることも検討している。
韓国企業への直接的な被害は、現時点では確認されていない。ただ、韓国政府がサウジ全域からの出国を勧告し、首都リヤドの空港も閉鎖されたことで、事業への影響が懸念されている。
業界によると、攻撃を受けたリヤドにはサムスン電子とLG電子の販売法人、斗山エナビリティの事務所などがある。
サムスン電子の関係者は「現地法人の勤務者は全員避難し、在宅勤務をしていると聞いている」と説明した。
別の企業関係者も、現地法人の従業員が在宅勤務中で、韓国からの出張者は週末に帰国していると述べた。「現地法人に被害はないが、状況に応じ、近隣国への退避など追加の安全措置を検討する」とした。
紅海沿岸のラービグには、韓国電力が運営に参加する発電所と、現代自動車の工場建設に携わる従業員の宿舎がある。
現代自動車は、ラービグの南約40キロにあるキング・アブドラ経済都市の自動車産業団地で工場を建設中だ。サウジの政府系ファンド、公共投資基金(PIF)との合弁会社を通じた事業で、出資比率は現代自動車30%、PIF70%。年間5万台の生産能力を備え、電気自動車と内燃機関車を同じラインで生産する計画だ。
現場の従業員はラービグの宿舎から通勤しているという。現代自動車の関係者は「現場に被害はないと聞いている。状況を注視している」と述べた。
一方、リヤドのキング・ハリド国際空港は閉鎖が24時間延長された。航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、閉鎖は10月12日午後9時(日本時間13日午前6時)まで続く予定だ。
韓国からリヤドへの直行便はなく、出張者や在留韓国人は主にアラブ首長国連邦のドバイやアブダビ、カタールのドーハを経由する。仁川発のこれらの空港への便は運航されていたものの、リヤドへの乗り継ぎ便が止まり、空港で足止めされる旅客も出ているという。
現代自動車のサウジ工場は、2026年10~12月期の稼働開始を目指している。攻撃が長引けば、設備や部品の搬入、人員の配置に負担が生じる可能性がある。
韓国外務省は、現地に滞在する韓国人に、重要な用務がなければ出国するよう勧告。渡航予定者にも旅行の中止や延期を求めた。
業界関係者は「従業員の安全が最優先となるなか、現地事業の推進が難しくなる可能性がある。既存事業の遅延への懸念が強まっている」と語った。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News