【10月15日 AFP】高市早苗首相は14日の衆院予算委員会で、首相としての多忙な公務に加え、身支度や家事に歴代の男性首相よりも「3~4時間余分に時間を使っているかもしれない」と述べた。

日本初の女性首相である高市氏は「朝は入浴、朝食の支度、後片付け、化粧をすると、男性の首相よりは3~4時間、余分に時間を使っているかもしれない」と説明した。

ワーカホリックを自称する高市氏は以前、睡眠時間が1日わずか2~4時間で、午前3時に勉強会を開くこともあると明かしていた。

日本では性別による役割分担の意識が強く残っており、女性政治家の割合が低い状態が長年続いている。今年2月の衆院選では、定数465議席のうち女性の当選者はわずか68人だった。

高市氏の発言は、日本維新の会の藤田文武共同代表が首相の国会出席のあり方に関する改革を提起したことを受けたもの。藤田氏は調査結果を引用し、2022年に日本の首相が国会に出席した日数は72日だったのに対し、英国は50日、ドイツは13日だったと指摘した。

藤田氏は国会審議の重要性を認めつつ、「首相がここまで国会に出席して長時間拘束される現状は、国際的に見ても普通ではない。国会運営における首相の出席の現在の慣習は、到底今の時代には合わないのではないかという本質的な問いに私たちは向き合わないといけない」と述べた。

日本の首相は、国会に出席して長時間拘束され、1日5~7時間を費やすことも珍しくない。

高市氏は7月、X(旧ツイッター)への投稿で、「平日は、公邸に戻ってから、風呂掃除、入浴、夕食、夕食後の洗い物、洗濯、簡単な掃除まででプライベートな時間は精一杯で、後の深夜時間帯は明け方まで官邸から持ち帰りの資料読みや国会答弁資料読みに追われます」と明かしていた。

高市氏は14日、「わが国が向かうべき方向性や国家像について腰を据えて戦略的に考える時間を取るのはなかなか簡単ではない。私の場合は仕事で山のように書類を持って帰って、資料を読むのも楽しみながら夜中に読んでいるのでそれでいいが、ただ、ちょっと本当にクリアな頭で腰を据えて、というような時間を取るのは難しい」と述べた。(c)AFP