韓国・電池工場の火災現場に「つる型ロボット」投入…内部の安全確認に成功
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【10月15日 KOREA WAVE】韓国消防庁が、植物のつるのように伸びるロボットを電池工場の火災現場へ投入し、内部の安全状態の確認に成功した。
同庁の国立消防研究院は、韓国科学技術院(KAIST)のユ・ジファン教授の研究チームと協力し、8月に忠清南道の一次電池製造工場の完成品倉庫で発生した火災現場へ、柔軟な構造の移動型「バインロボット」を投入したと明らかにした。
工場は耐震・耐火性能を備えた鉄筋コンクリート造で、防火区画や電池保管棚ごとの自動消火器などにより、建物全体への延焼を防いだ。しかし、火災が早期に鎮圧されたことで、保管されていた軍用一次電池パック約21万個のうち、多くが燃えずに高熱へさらされた状態で残った。
これらは2024年6月、京畿道華城市のアリセル工場火災で連鎖的な熱暴走を起こした電池と同じモデルだった。追加の熱暴走や連鎖爆発の恐れがあったため、鎮火後も約2週間、消防隊員の内部への立ち入りが全面的に禁止され、外部からしか状況を観察できなかった。
国立消防研究院は、履帯式の機器や四足歩行ロボットでは、重量によって床に残る電池に圧力がかかり、新たな熱暴走を招く可能性があると判断した。そこでKAISTの研究チームと協力し、軽量で床への荷重を抑えられるバインロボットを投入した。
このロボットは圧縮空気を注入すると、植物のつるが成長するように本体が伸びる仕組みだ。床の電池への物理的な刺激を抑えながら、狭い空間を通過できる。現場の外側に防護壁を設け、特殊な保護装備を着けた隊員が安全区域から遠隔操作した。
研究院は、今回の調査で得たデータを、軍施設や工業団地など、大量の一次電池を扱う施設の火災に備えた安全調査マニュアルの作成や、火災原因の鑑定に活用する方針だ。KAISTと共同で米マサチューセッツ工科大学(MIT)リンカーン研究所の国家安全保障研究開発プロジェクトに提案している、災害対応ロボットの開発にも生かす予定だ。
国立消防研究院のキム・ヨンサン院長は「実際の火災現場で求められる条件や課題を開発に直接反映し、隊員の安全確保と任務遂行を支えるロボット技術の高度化を進める」と述べた。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News