韓国3社、軍生活を支えるAI活用を提案…施設予約から除隊後の就職支援まで
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【10月15日 KOREA WAVE】韓国のSKテレコム、KT、カカオは10月14日、ソウルで開かれた国防分野の人工知能(AI)活用に関するセミナーで、軍の将兵向けに施設予約や証明書発行、除隊後の就職準備などを支援する構想を示した。国防省の統合サービス基盤と民間のAIを連携させ、情報の案内から申請手続きまでを支援する仕組みを目指す。
メガ・ニュース(MEGA News)のキム・ドンウォン記者の取材によると、3社は2026年8月、科学技術情報通信省が進める全国民向け事業「みんなのAI」の事業者に選ばれ、それぞれ企業連合を率いている。韓国製AIを使い、質問への回答にとどまらず、実際の手続きを担う「AIエージェント」の開発に取り組んでいる。
連携先として挙がったのは、国防省が運営する将兵向けサービス「チャンビョンeウム」だ。宿泊施設や福利厚生施設の予約、証明書発行などに対応するが、現在は利用者がメニューを探して申請する必要がある。AIを組み込めば、希望を言葉で伝えるだけで、必要なサービスの案内や手続きの支援を受けられるようになる。
SKテレコムは、開発中の電話代行機能を紹介した。飲食店にAIが電話し、予約の可否や駐車場、個室の有無などを確認する機能で、軍の福利厚生施設にも応用できると説明した。ただし、予約の確定まで任せるには、施設の予約システムとの連携や手続きを代行する権限が必要になる。
また、入隊前、服務中、除隊後では必要な情報が異なるため、利用者の状況に応じてAIがサービスを案内することも重要だと指摘した。
KTは、軍で過ごす期間をAIの活用能力を高める機会にするよう提案した。関心分野や希望する職種に応じて、AIが教育課程や資格を推薦し、関連サービスにつなぐ。服務中の学習から除隊後の就職、進路相談まで、継続して支援する構想だ。
一方、民間のAIと軍のサービスをつなぐには、安全管理上の課題がある。利用者が軍人であることを確認し、身分や権限に応じて、利用できる情報や手続きを区分する必要がある。KTは、外部AIとの連携が難しければ、将兵向けサービスの内部に必要なAI機能を設ける方法もあるとした。
カカオは、一般のインターネットと外部接続が制限された軍の内部ネットワークを分けて導入すべきだと指摘した。軍専用のAIモデルと内部システムを連携させ、閉鎖された環境でも業務を処理できる仕組みを提案した。
さらに、AIモデルを導入するだけでは不十分で、データや既存システムとつなぎ、処理を管理する環境が欠かせないと強調した。ソフトウエアの発注と開発に約2年かかれば、その間に新しいAIモデルが登場しかねないとして、軍内部で必要なサービスを開発できるツールの整備も求めた。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News